試験とは何か

ずいぶん前に読者の人から「試験についてどう思いますか」という質問を受けたのだが、最近、このトピックについて考えさせられることがあったので書いてみたい。
 

***
 

仕事で資格試験を受けなければならなくなった。SASという統計ソフトをこの10年(以上)使っている。自分で言うのはなんだが、この道の達人、、という感じのレベルで、寝ながらでもプログラミングができるかもしれないと思う。
 

受ける資格試験というのはSASの試験なのだが、今後、グラント申請(政府や財団などから研究資金をもらうためにの応募のこと)をするときに、SASの専門家がいます、、、と言えるように、資格をとってくれと頼まれた。
 

さっそく、ウェブサイトなどで、どんな試験なのかを調べて、模擬試験をやってみたのだが、なんと、2番目の問題で間違ってしまった。
 

http://support.sas.com/certify/prep/samples.html
 

読む必要はないが、一応、問題を載せておく。答えがBと思ったのに、本当はDだった。Dというのは、まあ、「このプログラムはエラーを出します」ということなんだけど、理由は、データは小文字なのに(na1のところ)、プログラムでは、大文字を使った(if jobcode = ‘NA1’、、、というおろかな理由である。
Item 2
The following observation is stored in a SAS data set named EMPLOYEES:

LNAME         FNAME       JOBCODE
---------------------------------
Whitley       Sam         na1      


If the DATA step below is executed, what will be the value of the variable JOBDESC in the output SAS data set when this observation is processed:

data navigate;
  set employees;
  if jobcode = 'NA1' then jobdesc = 'Navigator';
run;
  1. navigator
  2. Navigator
  3. NAVIGATOR
  4. a missing value

correct_answer = “D”
 

一体試験とは何だろう。
SAS言語で夢を見れるほどの私が試験を受けるとつまづいてしまうとは、、、。
 

試験は恐ろしい。
 

試験は、我々の才能を浪費するためのメカニズムではないだろうか。
 

だって、実際にできる人が、試験ではできなかったりする。また試験の準備のために、気が遠くなるような時間が使われる。実際は、試験で問われる能力は役にたたなかったりする。
 

たとえば、上のSASの試験問題だが、これは、知っていなくても、どうせエラーメッセージが発生するので、プログラマーはこのエラーに気づくのである。
 

大文字、小文字の使いかたについては、暗記しておく必要はない。
また試験で問うほど、大切なことでもない。誰でも、SASをやっていれば、わかることだ。
 

もちろん、試験の正しい使いかたというのはある。よい試験というのはあるはずだ。
 

そのあたりをしっかりみんなで考えていく必要があると思う。
 

残念ながら、試験に関する政策決定は、試験に合格した人が中心になっている。試験に合格しなかったけど、できる人、賢い人の意見は採用されることはない。
 

このあたりが問題だ。

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