January 2015

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方言話者は、理屈抜きで外国語の「アクセントの位置」が正しくなる?

スペイン語の本を読んでいたら、例えばLUNESという単語では、なんらかのルールで最初のところにアクセントがあると書いてあった。自分は、たぶん、広島弁が母国語だからかじゃないかと思うのだけど、理屈抜きで、おもわず、言われなくてもそういう感じで言ってしまう。ネを音程を高くいうのが面倒くさいから。 標準語では、単語ごと、そしてそれを構成する平仮名ごとに、音程がきっちり規定されているから、どこまで言っても、単語自体が音程をコントロールしている感じがする。 一方で、広島弁、そして多くの(たぶん西日本の)方言では、肺に息がすくなくなると、音程を上げるが面倒くさくなる。 だからLUNESの後半を上に上げるのが面倒くさい。 標準語を話す人が、なぜアクセントの位置を覚えるのか、、、。 それは、たぶん、本当に覚えないと、正しい感じにならないのだろう。 田舎の方言話者の場合、アクセントを覚えなくても、なんとなく正しくなる。だいたい、後半のほうが、音程が低い感じになる、、、ほっておいても。そのほうが楽だから。 ネットで読んだのだが、児童英語を教えておられる大阪の先生が、子供たちにTHIS ISという言い方を教えるのに、ISを弱くと教えておられた。THISは強くと教えられていた。 でもそういう教え方だと、何億もある英語の表現の一つ一つの強弱パターンを全部暗記するのだろうか?????? 大阪は西日本だが、声が硬い人がだんだん増えてくるあたりの場所だ。都会だからかもしれない。 しかし、田舎の方言話者の場合、そういう風に意識しなくても、自然とISが低いかんじになる。ISで強く、音程を上げるのが面倒くさいからだ。 でも、口発音傾向の強い人にとっては、勝手にそうなってくれないのだから、意識的に「アクセントの位置」だとか、「強弱アクセント」だとか理屈をつけて暗記するしかない。 しかし、そのアクセントのパターンは単語の数だけ存在するのだから、ものすごい、苦しい語学学習となる。 自分はスペイン語を全然話せずにメキシコに行った。20歳のとき。で、それなりに話せるようになった。 それは、アクセントの位置とか覚えなくても、喉がゆるいので、なんとなく楽に発音できるように言っていれば、正しい風になるのだと思う。 英語喉でリラックスして発想を転換すると語学の学習が楽になる。 自分は、スペイン語を必死こいて勉強しているわけではないのに、なんとなく話せてしまう。それはたぶん、広島の田舎もんだからだと思う。父方、母方両方の祖父母は全員、農業をやっていたし、自分自身、田んぼで田植えの経験も普通にある。大学で京都に出るまで米を買って食べたことはない(自分の家の米を食って育った)。 実はもう一つ心当たりがあることがある。自分は両親が共働きなので、帰宅すると祖父母が面倒を多くみてくれた。祖父母は大正生まれだったから、自分は大正、明治、たぶん江戸時代ぐらいの広島弁を聞いて育った。そのあたりも関係しているのではないかと思う。 スペイン語は必死に勉強していないのに、なんとなく喋れる。

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英語喉仮説 西日本人が英語が得意説のまとめ

英語喉仮説であるところの、「西日本人は英語が得意」説をまとめてみます。 米国に移住状態で暮らしている日本人に異常に西日本人が多いことにはすぐ気づくと思います。 ただ、気づきにくいとすると、米国軍人さんと結婚されている日本人女性が多いので、米軍基地のある県の出身者がたくさんおられて、分かりにくいかもしれないので、 米国に移民状態で暮らしている日本人男子を考えていただくと良いかもしれません。 さらに米国人女性と結婚している日本人というと、99%が西日本人だということができるかもしれません。 それは、西日本人が英語によるコミュニケーンに長けているからだと考えています。 私も広島県出身ですが、英語が母語レベルでできます。 英語喉をご存知ないかたで、「英語が下手糞なのに理屈ばかり並べおって、、」と思われたら困るので、まずは、自分の英語を晒します。 VOICYで放送しています。 https://voicy.jp/channel/834 それでは始めますね。 TWITTERで寺沢さんという社会言語学者のかたが、「(本当に)日本人は英語が苦手か?」などを、データ検証されているということを知り(本はここ)、それがきっかけで、以下をまとめました。 仮説1 西日本人は英語が上手になりやすい。 仮説2 東日本の人もまずは西日本方言の発声法を真似れば、英語が上達しやすくなる(あるいは東日本で英語が上手な人は、声が西日本人的)。 理由 a)西日本人は元々の方言が、英語(や諸外国語)に似て、発声位置が深い場所であるために、英語の音を聞きやすい。西日本方言は、まるで動物がほえているような感じで発声するが(例 NHK朝ドラ マッサンの広島弁)、これは英語に似ている。一方で、標準語・および東日本語は口先で硬い音を出している感じ(まさに日本語英語のような感じ)。さらに西日本人は動物がほえるように発声していることで、声が線的につながっている(これは英語話者と同じ)。注:東北弁も声がつながっているように思えますが、、。 b)シラブル構造も似ている。東日本語話者のシラブルはシラブル内での音程が平ら(ただし、シラブルごとの音程は違う、、例 「わさび」だと、「わ」の内部は音程は平坦だけど、平仮名ごとに音程が違う、、、ちなみに、広島人は国語の時間とか校内放送には、そのような読み方で朗読をする、、、そういうのが標準語だと信じているため)。 一方で、西日本方言のシラブルにおいては、英語や中国語と同じで、シラブル内に音程の変化がある。広島人が「じゃけん」と言った時の「じゃ」には、独特の音程の変化がある。さらに、西日本方言のシラブルは、中国語に似ていて、英語にもそう遠くない(広島弁の例 じゃ けん のお~)。 聞き取りをキャッチボールにたとえると、西日本人は、シラブルの内部が変化球っぽい英語ボールでも、普段つかっている方言と同じなので、シラブルのリズムつかみやすい。東日本人は、シラブルの内部で音程が変化するなどと、思ってみたこともないし、逆に、シラブルの真上にアクセントがあり、強く読んだり弱く読んだりすれば、英語が聞こえるに違いないという思い込みがあるので、そのシラブルごとの強弱、シラブルごとの音程の上下にとらわれて、英語ボールをキャッチしにくい。 これら二つの理由で、西日本人にっては、英語が聞きやすく、また発音もしやすいため、英語を比較的楽にマスターすることができる。東日本語話者も、発声法を西日本人的にすれば(とりあえず、マッサン)、英語が聞こえやすく発音しやすい。 西日本人なら全員英語ができる、、ということはありませんが、英語でコミュニケーションができる人を思い浮かべるとだいたい西日本人、、か、あるいは地方出身者。 その他、西日本の方言が英語に似ている点 c)息使い。英語は、肺から息が減るにつれて、だんだんと(株価がおちるように)、音程が落ちてくる。西日本の言語も同じ。一方で、東日本弁、特に標準語では、肺に残った息の量とは関係なく音程が激しく上下する(注 東日本全体でこれが言えるかは未確認)。勝間さんの日本語など良い例かも(音程がかなり上下します)。 西日本人にとって、英語ネイティブが喋っているときに、その息の使い方、音程の落ち方が方言と同じなので、どこで話が終わるかが分かりやすく、話しだしやすい(会話に加わりやすい)。 <電話番号を西日本人が言うと、音程がだんだんと落ちてくる。標準語の感覚では、「やる気がない」ようなオーラを発する。> d)喉の深い位置から発声していること、息も比較的多く使うことから、西日本人は声が大きい、、、という点でも英語ネイティブに似ている。声が大きいので、外人にシャイだと決め付けられにくく、国際コミュニケーションがとりやすい。 さて、微妙な問題としては、東北弁は、結構、英語的に、音がつながっているように感じること。近畿地方は、少しだけ、標準語に似ていて、音程が小刻みに上下するように思われる。また、発声法も硬い人もいる、、、が基本的には、西日本の方言に属すと考える(喉が開いている感じの人が多いため)。北海道も声に英語に似た透明感がある印象(笑う時の声で話しているイメージ)。 さて、では西日本人が全員英語が得意なのかというと、そうではないでしょうが、それは、英語教育の方法が都会で発達したために、どちらかというと東京型の認識が公教育にとりいれられており、例えば、英語の音の強弱が大切だという「言説」に基づいて、西日本人も、アクセントの位置を覚えている。実際は、方言の要領で聞いたとおり言えば済むことなのに。実際、西日本人でも英語の先生となると、甲高く、日本語っぽい英語を話してしまう人も多い。 線引きは難しいですが、もし、皆さんが、兵庫県を含む、兵庫県から西のご出身であれば、確実に喉発音ができるはず。近畿圏は、喉発音と口発音が混在している地域です。以下を試してみてください。近畿地方は、喉発音と口発音の混在が見られると思います(人による)が、その他の西日本人と同じで英語が上手な人が多いです。 NEAR TEAR DEAR を発音して、どうがんばっても、 NI-AR, TI-AR, DI-AR とAが入ってしまう場合は、声帯が力んでしまうからそうなっているわけで、発音的には、西日本的ではないと言えます。 純西日本発声のかたは、 NIR TIR DIR という具合に、1シラブルで言うことができるでしょう。 音声で違いを示してみました。クリックすると音声が聞けます。 www.nippondream.com/file/near_tear_dear.mp3 英語が上手な西日本人と東日本人の人を挙げてみます。 「英語が上手」の定義。YOUTUBE上などで、英語をアドリブで喋っていること。うわさでは、英語が上手だけどYOTUBE等で、そのパフォーマンスを確認できない人は除きました。 英語の先生を入れると、西日本リストが5倍ぐらいに膨らむので、有名人だけに押さえました。 東日本出身で英語が上手(で、さらにアドリブ英語がYOUTUBEで確認できる人)。 ONE OK ROCKのTAKA(東京だと思う、、ぶっちぎりに上手) 赤西仁(東京) ギタリスト 竹中尚人(ちゃあ~)(東京) デーモン小暮(東京、ただし小学校時代を広島で過ごす) 宇宙飛行士 若田光一(埼玉 ただし、両親が九州出身で、本人も大学、大学院と九州) […]

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批判的コメンタリー
自分の目で見て判断しよう、、という話

英語でMの発音は両唇音と呼ばれています。それはMを発音するときに、上唇と下唇を合わせる、、と信じられているのでそう呼ばれています。日本人は、普通、Mの発音の練習をするのに、両唇音だから、唇をしっかり合わせて力強く発音すると教えます。 が、洗脳を解きましょう。 そう信じているのは、そう本に書いてあったからですよね。インターネット上で読むものの全てが正しいわけではないのと同じで、本に書いてあるから正しいとは言えません。 以下の動画はSKYPEに通訳機能がついたことの宣伝動画です。 1:26のところから始まるようにURLを設定しました。 https://www.youtube.com/watch?v=G87pHe6mP0I&t=1m26s まずアメリカ人の女の子が以下を言いますが、最後のSOMETIMESのMのところを唇を見てください。上唇と下唇を合わせていません。 I would really like to visit you sometime それに続いて、メキシコ人の女の子がスペイン語で以下のように言いますが、またしても2回出てくるMのところで、上唇と下唇を合わせていません。 A mi tambien Mは唇を合わせても、合わせなくてもどっちでもいいということです。 皆さんの中でも田舎に住まれているかたは、Mはおそらくどちらで発音しても可能なはずです。 言い方を変えれば、Mが必ず両唇音なのは日本語の標準語、あるいは都会の日本語でしょう。 YOUTUBE動画などで普通の外人が話しているところをみると、発音に関する思い込みを克服することができると思います。 英語のMを正しくには、口から力を抜いて、喉のほうで豊に音を響かせることです。唇がつくかどうかは、意外と重要なことではありません。

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