April 4, 2012

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広島弁、あるいは中国、九州、四国の西の方言には、伸ばす音がない

英語喉を直接教えていて、気づいたことがある。 http://blog.with2.net/link.php?709532:1932 それは、関東地方のかたを教えていると、英語のなかに、「伸ばす音」が出てくることだ。伸ばす音と言えば、書くときは「ー」で表す。例えば、ケーキと言った具合である。 英語で例えば、CUTという単語を発音するときに、「ー」が聞こえるのである。例えばカートという感じである。 厳密には、この「ー」は声帯を力んだままにしばらくしておくことで出す音なのだろう。 CUTの例で言えば、この「ー」に聞こえる部分は、u_で深い部分での発音をねらったときに、声帯が力んでしまい、横滑りのような形で発生する「伸ばす」音だ。 これを直すには、、、いや直す必要はなく、日本人の英語として、通じるのであれば、それでよいと思う。しかし、カラオケにいって、歌っていたりとか、走ったときに、ぜいぜい言って、発声するときなど、温泉につかって、体から力が抜けているときに、ふと、正しい発音ができるようになるかもしれない。 ところが、中国地方、九州地方の出身の人には、これが起こらない。そもそも、日本語を喋るときでさえ、例えば広島出身の人は、伸ばす音をつかっていないように思われる。絶対というわけではないが、普通の同級生同士でしゃべっている会話で、 ほうじゃろ~(=そうでしょ) と言った時に、「ほう」は「ほー」でなくて、「ほう」だ。正確に書こうとすると、「ほW」かもしれない。「う」はそれで独自にシラブルを構成するわけではないが。 以前、直君との会話で、どんなふうにしゃべっとるか、全国の皆さんに聞かせてみて~と頼んだら、急に声が固くなって、逆に広島弁の発声ではなくなった。 その固くなる感じ、、、よく日本の友人と電話していて、奥さんがまわりにいないときは、リラックスしてしゃべっているのに、奥さんがいると、声が硬くなる、、、緊張する、、、のが声に現れるのに似ている。 リラックスした感じの発声に基づく方言をしゃべっている人には、硬い発声を聞いた時、いったん、意識できれば、その硬さが理解できる。 でも、逆はどうだろうか?固い言葉を長年しゃべっている人が、ネイティブ発声とか、広島発声を聞いた時に、 声+「響き」としか理解できないのではないだろうか? いい声だとは分かる。しかし、英語ネイティブは声+響きで声がいいのではない。 声=響き=音色 なのだ。 発想の転換で、声=響き=音色なのだということを、ネイティブ声から読み取って欲しい。 ネイティブは、声の響きがいいだけではない。 その響きこそが、音であり、音色であり、個々の音の弁別的要素を構成しているのである。 例えば、RやYの音をその響きなしには出すことができない。 元々の方言が硬い人は、RADICALな発想の転換を試みて欲しい。 喉発音を「響きがいい」としか取れない人は、まるで口のなかで、声が発声していて、その声が、逆流して喉のほうに流れ、エコーを起こしている、、、という黒魔術のような考え方に囚われていると思う。そもそも声は首で発声しているのに。 さらに、そういうパラダイムの人は、空気だけが響いていると思い込んでいるだろう。実際には、肉が主になっている、、、それが、発音、発声というものだ。  

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