October 25, 2010

Vの発音 加山雄三*前歯*メソッドで 土曜日セミナーでの収穫 (なんと久々の動画あり)

先日、土曜日セミナーで2時間、3人のかたを教えさせてもらい、全員、最後のテレビを見てもらうところで、聞き取りが向上されたので、大成功であった。全回もそうだけど、今回も、女性の参加者のかたが、口に出して、「聞き取れている!」とか、「あれ、ゆっくりに聞こえる」いう感動を言葉にはっきり出して言ってくださるのでうれしい。 さて、今回、THの発音を(例THE)、まずDを発音し、次に、舌を口の屋根につけづにDを発音し、THに限りなく近い音が出ることを体験したあとで、今度は舌をどてっとしたままで歯に若干、近づけるという方法を試したが、結構、うまくいったと思う。ちょっとまだ気にかかることがあるので、今度の土曜日にもう少し工夫して、結果を報告したい。 さて、Vの発音で収穫があった。これまで気づいていたことなのだが、Vでは上の唇が下の唇についていたらいけません、VがBになりますよ、と説明していたのだけど、そう説明しても、なぜか、その説明に沿わずに、VがBになる人がいた。 従来は、前歯で下唇を噛むと説明されているvだが、正確には、上唇を使わない、、、という説明のほうが正しい。そうして喉を鳴らす。 頼んでも、してくれない、、、とはどういうことか?土下座で頼んでもダメという感じなのだ。しかし、そういう反逆?事件が起こるたびに、学ぶことがある。 それは、なぜ上唇が下唇についてしまうかということだ(=口が閉じるということ)。これは、究極的にはリラックス口と同じなのだが、リラックス顔が必要ということだ。 西洋人は口が開いているとき、いつも前歯が見えている。これは例外がない。今日、渋滞の通りで、自動車で対面から来るアメリカ人の顔を見ていたら、口が開いている人は、全員が前歯が見えている。ジーナだって、口が開いているときは、確実に大きな前歯が見えている。ジーナだけではない。私が一緒に働いているアメリカ人もそうだし、テレビに出てるアメリカ人もそうだ。 あ、これ見たらよく分かるかも。 http://www.nippondream.com/authors.htm つまり、普通に口が開いているときは、常に上の唇が微妙に上に上がるのだ(写真でスマイルするときなどは、確実に前歯が見える。日本人の場合、スマイルしていても、そうならない場合が多い)。 ところが日本人は、前歯が見えない人がたくさんいる。つまり、上唇が下がり気味で、下唇とくっついてしまう。だからVの発音がBになりがちだ。 日本人の顔は、どちらかというと、口先がとがった感じになるように思う。ドラエモンのすねおのイメージだろうか?ジャイアンもそうだったかな? もちろん、それはそういう顔なのではなくて、わざと唇を突き出す感じで構えているということだと思う(だから寝ているときは口先がとがっていないはずだ)。 だからVの発音をするときに、上の唇を下の唇につけないでくれと、大げさに頼んでも、ついてしまう。大げさにというのは、前に動画で示したけど、わざと手とかセロハンテープで上唇をブロックして、正しいVの発音を出すように説明したことがあるが、そういうことだ。 英語顔があるとすると、それは口をあけているとき(喋っているとき)、前歯が微妙に見えている顔だ。それは、口が完全にリラックスしているとそうなるように思える。 さて、それを実践されているのが、加山雄三氏である。以下は、加山雄三氏の「キミといつまでも」だが、前歯が常に見えているし、だいたいにおいてポーカーフェースだ。口を大げさに動かしていない。中間のセリフのところでも同じだ。 http://www.youtube.com/watch?v=3jXlyIkFXm4 加山雄三*前歯*メソッド、この顔でvを発音してほしい。 というか、他の音でもネイティブは全部この顔なのだ。ただ単に、vの時に、日本人には、これを知っておくと便利だということだろう。 今日のテーマは、ちゃんと私の顔で動画をとるべきなのかもしれない、、、と思い、早速、撮ってみたので見てください。 www.estat.us/blog/yuzo_face.wmv 練習としては、普段、暇なときに、前歯を見せて、口をぽかーんとあけてみながら、口と鼻の両方で息を吸うことではないかと思います。 あと、まわりに西洋人がいる人は、口をあけているとき、前歯が見えていることを確認してください。  

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