January 31, 2008

リエゾンとは一体なんだったんだろう

リエゾンがあるから、英語は難しい、、、というような感覚があるが、リエゾンとはなんだったんだろう。 3ビートはネイティブが実際にしていることであるから、理論と呼ぶのも、気が引ける。ただ単に全てのヨーロッパ言語話者がしていることだ。あまりに当たり前すぎて、これまで誰も考えなかった。なぜなら、日本語話者以外のほとんどの人には、あまりにも当たり前な現象だからだ。 3ビートが発見されるまでは、人々はリエゾン、、、という概念を使って音がつながる現象を説明していたが、それにもちぐはぐさがあった。カタカナで考えて、音が変わる、、、と思われるところだけをリエゾンと呼んでいたのである。 例えばTAKE IT EASYはカタカナ英語で書くと、テイクイットイージー。聞いたとおりをカタカナで書くと、テイキティージー。テイクイットの「クイ」のところが「キ」にあってるぞ!!!というところを説明するために、リエゾン、、、という概念が借り出されていた。 ところが、それはただ単に日本語で考えたときに、大胆なカタカナ表記と、耳で聞いたとおりのカタカナ表記に違いがあるときだけ、借り出されていたのではないか。 3ビートで考えると、とにかく、全ての音はあるパターンをもってつながるのである。子音ー母音ー子音をスムーズな塊とし、今度はその塊をスムーズにつなげていけば、全てのシラブルがリンクしていくわけだ。 だから、日本語の感覚で音が変わったとこだけ、リエゾンだ!と今までは理解して納得していたわけだ。 さらにリエゾンは単語と単語の間だけに起こるとされていた。 実際は、シラブルとシラブルのあいだがスムーズに読まれ、連結部がスウィングとフォロースルーとして読まれる、、、、これがまあ、リエゾンといえば、リエゾンだが、3ビートのおこすメカニズムであるわけだ。 とにかく、今後は、ここがリエゾンだ、、とかここはそうじゃないとか、考える必要がなくなった、、、とういことだろう。 これまでの指導法として、ここはリエゾンですから注意しましょう、、、とか言われても、それは発話を聞いた後なのだから、どうしようもなかった(すでに音声が終わっているため)。またリエゾンを予期しながら聞く、、、というのも、何億もある単語の組み合わせを暗記することは不可能だった。  

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