September 14, 2011

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英語喉原理主義の薦め (聞けて言えるが最初)

喉セミナーご希望のかたは、メールくださいね。 さて、さっき、自動車でスペイン語のCNNを聞いてびっくり。言っている単語のほとんどが理解できる。音が聞けるのは当たり前だけど、意味までだいたい分かった。それも麻薬取締りに関する会議のニュースで硬派な内容だが、理解できた。 文法は勉強していないし、語彙も別に勉強していない。そもそも辞書も所有していない。引越ししている間になくなってしまった。 しかし、毎日、アパートの掃除をしている人、カフェテリアのレジ係りの人とスペイン語をちょっとづつ喋っている。それだけだ。なのに、CNNを聞いて音が聞けるどころか、理解さえできてしまうのだ。 気づいてみると、耳に入ってくるスペイン語のニュースの半分ぐらいは英語の語彙にとても似ている。そしてその半分?が日本語でも使われている外来語だ。例えば、麻薬は英語ではドラッグだが、スペイン語ではドロガである。さらに、ニュースで使われている単語で、英語の語彙に似ていない単語は、日常、私が使っている簡単な単語と同じだ。 毎日、単純な会話をしていると、単純な動詞などの使いまわしがネイティブの使いまわしに近づいていくのだろう。同時に、英語の単語に似ているスペイン語の単語も、なぜかすんなり聞こえてくる。英語でドラッグという単語を知っていれば、スペイン語に慣れてくると、ドロガと聞いたとき、なんとなく分かってくるのだ。 だから、なぜ私がスペイン語がわかるのかには、ちゃんとしたメカニズムがあるのである。 特に近年、スペイン語がみるみる上達したのは、3,4年前に大家さんが、エルサルバドルに人だったからだが、スペイン語しか喋れないおばあさんとかと一緒にしゃべったり、テレビを見ていたからだ。その間、辞書も文法書も所有していなかった。 やっていたのは、聞いたことを元に、文法を頭のなかで、使える形で構築していたのである。 このやりかたこそが、英語喉原理主義である。MASAさんが、実践しているのと同じだ。 今、ちょこっとスペイン語でアドリブしてみました。スペイン語学習語りながら、自分で音声UPしないのは変なので(間違いがあるけどプロじゃないから許してね、、、車の中でというときENTROと言ってしまった、、、~の中ではDENTROが正しい、、、他にもあると思うが)。 [audio:http://nippondream.com/file/kaz_09_14_2011d.MP3|titles=kaz_09_14_2011d] 直リンの場合はここをクリック 皆さんのなかで、このやりかたに踏み切れていない人は、今日からでも始めてほしい。英語を実際にネイティブと喋るのである。とりあえずはSKYPEをインストールしよう。私はそもそも大学のときから、やっていたことだ。当時はネットはなかったが、留学生がたくさんいた。当たり前のように英語を喋っていたのである。 先日、有料で教えさせてもらったが、その後、ボランティア的にフォローアップしているかたに、英語喋ってみましょうかと言って、最初に出てきた英語が、3ビートをあまり意識していない英語だった。 そこで理由を聞いてみると、とにかく英語を速く喋らないという焦燥感があるということだった。私も経験がある。口発音時代は、ネイティブが速く喋っているという勘違いをしていたので、私も速く喋らないといけないと思っていた。 しかし、それ以上の理由があるのではないか?発音、聞き取りがまだ定着していない場合、頼るものは、本の知識だ。語彙とか、文法だ。頭の中でまず考えて、それを言い出す、、、という感じで、アドリブ英語になっていない。その場合、速く言ってしまうのではなかろうか? ゆっくり、その場、その場で単語をつなげるのが本当の英語だ。アドリブ英語である。ただし、ひとつひとつつなげていくからといって、音がぶつぎりになってはいけない。 しかし、ゆっくり単語を出していくのである。この練習は、ネイティブと実際に話すという経験に基づいてのみ、身につけられるものである。 文法、語彙、熟語のいわゆる「勉強」をしている人には、逆に、このアドリブ英語は喋りにくくなると思われる節がある。それは、そういう勉強をしていると、どうしても頭のなかでいったん、言うことを決定してから、それを読み出す、、、頭のイメージで読み出すということになるから、ものすごい緊張するし、発音どころではなくなる。内容も硬くなりがちだ。 これで外国人と心と心のコミュニケーションは難しいのである。 もちろん、文法、語彙、熟語などの勉強は大切だが、やりかたが肝心だ。すでに基本は中学、高校でやっているのであるから、やり直すような文法はない。やり直さなければいけないような難しい文法はないと思う。 難しげに聞こえるニュースの英語だって、あれは、単にWHENとかIFとかBECAUSEとかの節によって、文が長くなっているだけで、文法的には単純だ。単純じゃないと、聞いていて分からなくなる。 勉強の仕方は、あたって砕けろ式が望ましい。とにかく、ネイティブと話してみる。相手が日本語を勉強しているのなら、日本語になったっていいのだから、英語が完全でなくてもよいのだ。 そして、喉発音で心で通じてみる。言語以前の段階として、この人は同じ人間だというレベルに立つのである。 MASAさんがお店でドイツ人の客と話したというエピソードがMASA日記にはあるが、あのときMASAさんは、語彙だとか文法だとか、難しいことは考えていなかったはずだ。しかし、心が通じたのであろう。 そしてネイティブと話そうとするなかで、分からなかった単語、使ってみたい単語、、、というのを覚えていく。 もちろん、そういうことをしていると、勉強したくなってくるから、そのやる気でもってTOEICの勉強をするのはすばらしいことだ。心理統計学の専門家としては、ベネッセ社のGTECも薦めたい。発音のスコアもでる(!)。 さて、以下はラジオを私が聴きながら、私がこれは使えるかも?と思った表現をピックアップして解説するというポッドキャスト、ノドキャストである。うまくいったかどうか分からないが、とりあえず、UPしてみました。 通勤途中にアドリブでやっているので、役立つかどうか不安だが、ひとつでも聞いてみてください。 [audio:http://nippondream.com/file/kaz_09_14_2011a.MP3|titles=kaz_09_14_2011a] 直リンの場合はここをクリック [audio:http://nippondream.com/file/kaz_09_14_2011b.MP3|titles=kaz_09_14_2011b] 直リンの場合はここをクリック [audio:http://nippondream.com/file/kaz_09_14_2011c.MP3|titles=kaz_09_14_2011c] 直リンの場合はここをクリック

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