April 1, 2011

芸能関係への英語喉の応用
五輪真弓から越智志帆のあいだ

まずはMASAさんのUP:http://voon.jp/a/cast/?id=ow3agyjdtj1k6uxx#seal 私の音声アドバイス。ネイティブレベルに非常に近い。限りなく近いです。 http://www.estat.us/blog/masa_04_01_2011.mp3 さて、 五輪真弓はたしか80年代ぐらいに(70年代?)「恋人よ」というヒット曲を飛ばしたことで有名。歌唱力で有名だった。 五輪真弓 http://www.youtube.com/watch?v=_ZkgtU8UoZE そしてこれは今世紀の越智志帆さん。 越智志帆(スーパーフライ) http://www.youtube.com/watch?v=Smk4W37-wPE 時代的にこの二人の間に何が起こったのか。両者とも、すさまじいほどの喉発音だ。西洋人の歌手と比べても見劣りがしない。 決定的なる違いは、こぶしである。五輪真弓の場合、そして多くの演歌歌手と同じだが、セリフ(歌詞)の語尻において、かならずコブシがかかる。 恋人よ~~~~~~ のヨも部分である。 ところが、越智志帆はそれがない。いや、ないわけではないけど、正確に言うと、西洋人の歌手と全く同じになっていて、誤解を恐れず言うと、 歌詞の全ての部分にコブシが効いている、、、というか、コブシでなくて、喉エコーが聞いているのだ。 五輪真弓さんの場合は、歌詞は、喉ブレーキを最小限かけながら歌うので、意味はとりやすい。しかし、その代償として、プロの歌手だということを示すためにも、セリフの語尻でコブシがかけなければならない(アイススケートの選手がどうしても、トリプルジャンプをしないと気がすまないのと一緒か?)。 恋人よ~~~~~~ のヨも部分である。 越智志帆においては、それをやめてしまっている。いややめているというか、自然になっているというか。コブシを効かせていないわけではないけど、そのことが前面に出てこない。 完全に西洋人化しているので、息づかいでさえ、ハア~~ってのが歌詞と歌詞の間に聞こえる。 そして、上で紹介した歌はスローなのでよいが、ロックとなると、言っていることが分からなくなるけど、まあええか(例http://www.youtube.com/watch?v=EFkyoRTVmH4&feature=related )。それは日本語が英語的発声で歌われているからと、できるだけ漢字の言葉と英語のフレーズを使うことで、意味をつめこんでいるからだ。つまり日本語のシラブルの限界を感覚的に知っているのだろう。 スローなので分かりやすいといったけど、2番目のアルバムのバラードにおいては、(うろおぼえだが)H音の前にY音が出るなど(http://www.youtube.com/watch?v=BYBrErflRhw&feature=more_related の2分14秒 「わたしよりも」が、「わたしひょりも」になっている。)、日本語までもが独特の3ビート化を見せている。 WATASHIの最後のI、そしてYORIMOのY、、、IとYがシラブル間で衝突するとHが生じるのである。ちなみに、この歌の他の場所でも登場する。アメリカ英語のルールとは違っているが、メカニズムの存在は同じだ。 しかし、これは2枚目のアルバムのみにおいて起こっている。1枚目のアルバムでは、まだ新人なので、ディレクターに直せと言われたのではないだろうか?2枚目だとすでにヒット歌手となったので、自由にやれたのではないだろうか???でないと、なぜ2枚目からHが突然生じだしたかが説明できない。 ま、いずれにせよ、英語発音教育界における英語喉=音楽界における越智志帆という感じが私にはする。 越智志帆ってどうちがう?喉発音とシラブルの処理の仕方でしょ。 英語のどって?喉発音とシラブルの処理でしょ。 同じやないかい。   

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