March 18, 2011

福島フィフティー

仕事で日本の災害の後方支援(かなり後方だが)に関わることができて、昨日は、初めて、自分の仕事用コンピュータに日本語のフォントを入れてもらった。アメリカで仕事を始めて、日本語が役に立ったのは初めてのことだ。  スーパーバイザーが、え?あなたは日本語、読んだり、書いたりできるの?と言ったので、「はい、日本で大学まで行ったんです」と言った。その人も、アメリカ以外の国の出身だ。私も同じようなことを聞くかも知れない。 テレビではCNNを見ているが、ちょっとFOXニュースに変えたけど、やはりCNNに変えた。FOXニュースはアメリカの思想の極端な部分の塊のようなイデオロギー放送に思えるので(グレンベック氏など完全に狂っているとしか思えない)、わざと腹を立てたいとき以外は見ない。ちょうど、東京都の石原知事の言動を、わざと腹を立てたいときに聞いてみようと思うのと同じ発想だ。  CNNでは、福島フィフティーと呼んで、命がけで事故処理に当たっている人たちのことが伝えられている。海外で福島フィフティーと呼んで応援しているという報道があった。  以下の報道はabcによるものだ。 http://news.yahoo.com/video/weather-15749664/japan-earthquake-fukushima-50-heroes-24544942 CNNではクーパー氏とグプタ氏が、ひっきりなしに、「東電、および日本政府はもっと情報を、透明なものを」といい続けている。一方で私のPCではNHKとTBSを見ているが、東電、原子力院(みたいな名前の団体)、そして政府の会見が繰り返されていて、情報が多く出ているようなイメージだ。だから、どちらが本当なのかよく分からない。言う量としては多いが、透明性がない?ということなのか?  福島原発のかたで出てきたかたの記事がASAHI新聞サイトにあった。過酷な状況だが、この人達の努力を忘れることはない。  CNNでは、日本人がほとんど出てこない。日本にいるはずのクーパー氏とグプタ氏が喋りつづけていて、たまに、NHK WORLDの通訳を通じたインタビューが出る。震災を受けていない地域の日本人自身がCNNで発言できれば、世界の募金活動も活性化するのではないか。日本人の専門家は一人も紹介されていない。 心のケアの情報をたくさん読んだ。震災心理学者の人達は、神戸地震などの教訓を元に、これほど大量の研究、仕事をしてきていたのかと驚いた。  震災の地域にどうやったら物資が届くのだろう。  関西地方は、震災地域の住民の受け入れのこともプッシュしている。  アメリカ人も真剣に日本のことを考えている。  プロ野球はやるというのは、違和感がある。選手も(選手はそう言っている)、観客もそれどころはない。どう表現しても、PLAY BASEBALLでPLAYは「遊ぶ」という要素がある動詞だ。震災がまだ終わっていないのだ。

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