January 19, 2011

留学中、どうやって友達をつくるか?

留学してきたばかりの女子学生より相談があり、インターナショナルな友人はできるけど、現地の友人(=アメリカ人)はつくりにくい。授業が終わったら、さっと、いなくなる感じで、、、と相談を受けた。 留学生活が始まって1ヶ月もたっていない。早い話が英語喉をしてもらったら全てが解決する。 そもそも英語喉のない時代というのは、アメリカに留学にきて、アメリカ人の友達ができないというのは当たり前のことだった。それどころか、10年住んでもできないのが普通だ。できるとすると、日本でJETをしていたアメリカ人とか、日本の文化の好きなオタク系アメリカ人のみだろう(それはそれでよい)。 インターナショナルな友人はできる。それは中国人、韓国人のように、口発音の日本語英語を分かってくれる、、、というか、口発音から発せられる平たく、CHOPPYな英語を聞いて、別に悪く解釈しない人達だ。 口発音で喋っているかぎり、ネイティブは、あるいはヨーロッパ系の言語を喋る人達は、あなたが、とても冷たい感じの人だと理解する。さらに、あまり英語ができない人ねと理解する。さらに、シャイだとか、色々、勝手に解釈するだろう。口発音は喉の音色があまり聞こえない。だから、声が小さい=シャイな人ね?とハンコをおされてしまうのだ。 口発音は、CHOPPYなのが特徴だけど、英語でCHOPPYに近い言い方をするのは、軍隊方式で命令しているときだけである。だから、日本人の英語を聞いて、あ、この人は近づきがたいと思ってしまう。またCHOPPYな英語を聞いて、「あ、この人は英語、そして私の文化を理解しない人だ」と勝手に決め付けてしまうのである。 だから、口発音から喉発音に変えるしかない。 しかし、姿勢も関係していると思う。私は、喉発音に変えてから、まわりからエレベーターなどで話しかけられまくりである。とくに、口ひげを最近、数ヶ月たやしてから、さらにその傾向が強まったような気がする。もしかしたら、私がもっているナーディーな感じ(ださい感じ)が少しだけ弱まって、人々が話しやすくなったのかな。 例えばだが、私が会社のエレベータに乗っていると、女性一人が乗ってきて、色々と言ってくる。女性一人があちらから話しかけてくるというのは、前はあまりなかった。ここの非常階段がどうのこうの、とこないだ聞かれて、分からんと答えた。なんか変だなあ、、、。先日も、デパートでシャツを選んでいて、ある一枚のものを持っていたら、「それ、いい色ですね」と、全然知らない若い女性が、コメントをしていた。え?何、それ? う~ん、なにが起こってるのかなあ、、と昨日、エレベータに乗ったら、そこに若い女性がいた。「もしこの人がなんの脈絡もなしに、話しはじめたら、何か起こっていると考えたほうがよいだろう」と思っていたら、案の定、5階で止まったときに、「あなたおりないのですか?」と聞いてきた。え?おりません、と行って、「なぜ止まったんですかね?」と聞くと、「私が間違えておしちゃったんです」と。全然、脈略、意味が分からないけど、話しやすくなったのかな。私という存在が。 つまり、私は、喉以後は、色んな人から話しかけられていたが、全体的にややださい感じがするので、さすがに、若い女性は、話しかけてこなかった感じがしたのだけど、口ひげをはやして、ダサさがちょっと低下すると(これ私の勝手な想像、笑)、若かろうが、男だろうが、女だろうが、誰だろうが、人が私に話しかけるようになったのです。 しかし、これは喉発音のせいではなく、西洋人も標準姿勢のせいではないか。だって、話しかけられるまで何もまだ言っていないのだから。 姿勢を、いわゆる不良少年のようにリラックスさせる。そのときに、気持ち的に、「なめんなよ、こら」と思ったら、その気持ちが体に現れるので、まあ、その時の自分の感情にまかせておけばよいのだと思う。人と初めてあったならば、「あえてうれしいです」とリラックスした体で感じていれば、きっとネイティブ的にいい感じになるだろう。 そして、言葉を発するときは、英語を喋らないといけないと決め付けてしまわずに、体、特に胸のあたりにハートを感じながら、喉、首、胸でワラってみたりする。すぐに言葉で反応する必要はない。まずはハートをリラックスした体で感じる。面白いことなら、おもわず、喉が笑うかも。それだけで、相手が「この人は私の言っていることを理解しているな」ととるのではないだろうか。 さて、最初の質問に戻るけど、確かに地元の人が誰も話しかけてこないとあせるだろう。そもそも日本人は、友達が一番大切だ。特に同級生の。同級生の友達のみが、かしこまらずに喋れる存在となりうるからだろう。 日本からの留学生は、誰もが、留学体験記で、「色々な国の学生と友達になれた」と書くが、それは結局、アメリカ人の友人はできなかったけど、韓国人、中国人の友達ができた、、、ということである。彼らは口発音でも、日本人の意図を勘違いしないからである。 留学中に地元の友人ができないと困ることがある。それは、日本に帰ってから、微妙に、ちょっと歪んだかたちの愛国主義みたいになるからだ。 「若いやつらで英語はぺらぺら喋るが、文法や、書くことが出来ない奴らが多い」というような発言をしている人がいたら、その人達は、外国でさびしい思いをしたと解釈すれば、おそらく正しいであろう。 実は、皆、英語喉以前は、さびしい思いをしているのである。私も透明人間として10年以上、アメリカに住んだ。社会学の学会で、誰も話してくれない。しかし、あるとき初めて教育社会学系の発表で100人ぐらいの前で発表、今度は、話をしてくれるだろうと思ったが、誰も話しかけてくれない。少しは話しているが、相手の目が、きょろきょろし始める。そして、知っている人を見つけたらどこかに消えてしまう。 その晩、アルカトラス島の見えるレストランで、教育社会学会系のディナー。誰も真剣に話してくれない。そのうちに、席が、話をしているものどうして、決まり、結局、英語の喋れない中国人の人と、いつも話をしている、これも口発音の韓国人の学生と一緒の席になった。その韓国人も私も、この会食で、アメリカの大学の先生などとコネをつくりたいと思っていたのだけど、、、。 しかし、英語喉以後、、、、努力なしでも、あっちのほうから話しかけてくるのです。年末の謝恩会で、私はついに長年、経験してみたかったことを経験した。それは謝恩会、会食のときに、人が3人ぐらい集まって、熱心に話している様子。どこからも、人が入れない感じ。あれは、経験したことがなかった。しかし、今回、3人ぐらいで、話し込んだ。それも、その二人は同僚の配偶者二人で、そのときに初めてあった人だ。 以前は、親しい人が少ないからそういうグループに入れないと思っていたのだけど、よく考えると、初めて会ったのだから、言うことがある、、、ということもある。 さらに、以前は、少し話していると、「ちょっと飲み物を」といって、アメリカ人が去り、それっきりだった。今は、ちょっと飲み物をと言ったら、本当に飲み物をとりにいって、帰って来るのである! 英語喉以前は、そういうサークル?的なおしゃべりに入れずに、ぽつーんとしていた。これは私だけではない。日本人は、学会などのパーティーでも、ぽつーんとしているのが普通だ。 喉発音と姿勢だ。リラックスしよう!  

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