January 14, 2010

英語が分かるとはどういう感じなのか?という問い

本日は、よいコメントをよしかわさんと、よしむらさんにいただき、感動しました。ジーナにも伝えておきます。 さて、ふと、NITROさんのBLOGを見ると、英語が分かるとはどういうことなのか?という問いをされている。ちょっとこれをまじめに答えてみたい。 私は、英語喉暦はもう4年?ぐらいになるので、発音と聞き取りでネイティブレベル100%に来ているのだけど、書いたり読んだりすることは、おそらく普通一般のネイティブを超えているのだと思います。仕事で文を書くのは毎日だし、読むのも、日本語みたいに読める。新聞を読むとすると、英語のほうが楽です。書き方がストレートフォワードに思えるので。 <、、というと、傲慢に聞こえるかもしれないが、アメリカで働いていて、英語で苦労しているノンネイティブの同僚にはあったことがない。例えば中国人とかが、会議中に英語が分からず困っているなんてことはありえない。ある程度やっていても、できないのは日本人と韓国人だけである。シラブルの構造と発声の仕組みがあまりに違うのだ。> こういうレベルに達する人でさえ、今後は増えてくるはずですから、このレベルで、英語をどう感じるのか、一体英語が分かるとは何なのか、、、を書いてみます。 いろいろあると思いますが、1つ思うに、言語を取り扱うさいの最小単位が単語レベルであるということがいえるかもしれません。 おそらく、まだ、みなさんは、文などを単位として考えてらっしゃるかもしれない。例えばですが、私は広島出身です、、、という文がイメージとしてあって、それを訳す感じ。 私の感じでは、単語ごとに、しゃべっているという感じです。例えば、上のことを言おうとするとき、まず Iという言葉を言いますが、その後にAMぐらいはなんとなく来ているかもしれないけど、FROM とかHIROSHIMAはまだ頭にありません。 日本語ではこれは普通のことです。 この文章を2秒前に書いたとき、 日本語では、、、と 打ちましたが、その後に何を続けるかはまだ考えていませんでした。 それと同じです。 英語を単語単語しゃべっていて、文法があたかも存在しないような感じです。 文の構造が読むときに大切だといって、スラッシュリーディングとかいうのをやるけど、私のレベルでは(これは日本語と同じだと思うのだけど)、新聞を手にとって、えいやっと、目が合った場所から読んでも意味がわかります。 例えば上の文では、「えいやっと」という、表現をとりましたが、そのことの意味は、別に前とか後ろを読まなくてもわかるでしょう。 それと同じです。(ところが従来は文脈がどうの、とよく言いますよね。そんなもんイランと思いますが。文脈が大切だ、論理が大切だというのは、英語が聞こえていないから、出てくる発想だと思います。) その単語が動詞だとか名詞だとか、全く、大切ではないです。 I HAVE A PENとあったとする。 HAVEだけ見る、、、するとそれはなんとなく、持っている、抱いている、という感じのイメージです。 だから、それを理解するのに、文全体とか、文脈を理解する必要がありません。ましてや、そのHAVEが動詞であると確認する理由がありません。HAVEはHAVEです(よく受験英語でITの用法なんていいかたをしますが、ITはITでしかありえません。実際ITはITと理解しておいて、ぜんぜん、問題なしです)。 いや、名詞にみえて、動詞のときがあるというかもしれない。COPY ME、例えば。でも、COPYが名詞か動詞か分からなくても、別にCOPYはCOPY。もちろん、受験で日本語訳しなさいと言われれば、その区別をしないといけないが、COPYはCOPYで別によいではないか。 英語が分かるという状態は、日本語が分かるのと同じで、道路標識を理解するのととても似ています。 道路を運転していて、なにか、2つの標識がでてくるとします。例えば、 鹿の絵 20マイルという数字 すると、それを頭のなかで、鹿が飛び出すので20マイルで徐行してください、、、と直訳しなくても、記号が意味として頭にとびこんできます。 私が行った同志社大学には帰国子女がいて、私はよく思っていました。一体、ネイティブが英語を理解するとはどういうことなのか?とクラスメートの帰国子女に、「例えばNO SMOKING」とあると、一体どのようにプロセスされるのか?と聞いた覚えがあります。答えはわすれました。 最近、テレビを見ていて、一体、難しい単語がでてくるだろうかとじっと聞き込むことがあります。たいてい、中学高校レベルだし、難しい言葉があったとしても、すでに日本語になっている場合も多いなあと思いながらみています。 言語の習得には臨界期があるとした言語学の考え方が、何らかの修正がいるのではないのかな。 人の才能というのは、ものすごいパワーがあり、年齢に関係なく、いろいろなことを習得できる、、、というのが真実ではなかろうか。 もちろん、社会に存在するさまざまな言説は、これを徹底的につぶそうとしてかかってきますが。

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