July 19, 2009

周波数の話はやはり変ではないだろうか?

先日、周波数の話になったが、周波数の分布の様子が、言語によってことなる可能性はあるが、周波数の高さが英語のほうが高いというのは、どう考えても 変(へん) であろう。いや、低いというのはおそらくあっている。だって、どう聞いても日本人の声は高いし、ネイティブの声は低めだ。もっと正しい言い方をするなら、口発音でしゃべるとどんな言語でも高めで平たく、またCHOPPYだ。逆に、喉発音でしゃべると低めになるように思う。だからと言って喉発音だと高い音が出ないということではないが、会話のときの普通の声は口発音に比べると低めだ。 英語と日本語で周波数が違うという話は、どこをたどっていっても、いんちきくさい引用にとどまっていて、いつまでたってもデータを使っていて、PEER REVIEWのついた学術論文にたどりつかない。 ごちゃごちゃいうまえに結論を言うと、周波数がどうのこうのというのは、そういっておけば、信憑性が高まるかも?科学っぽいということだけでしょう。脳がどうのこうのというのと同じレベルの話だと思います。 さて、英語の日本語で周波数の分布の様子が違うということ自体はありえるのであるが、 だからどしたん? ということになる。 OH MAH MAH氏が教えてくれたところをさぐるとLとRの違いの周波数の分布の違いという話になる。が、ここでよく考えてみよう。論理が破綻しているのが分かるだろうか、、、。 http://atrcall.jp/atrcall/study/index.html 1、LとRは日本人には聞き取りが難しい(英語喉をやっていない場合) 2、だからその違いは周波数の分布の違いにあるにちがいない(ネイティブのLとRを比べると分布に違いがあった!)。 3.で、それで、ほらねと納得。 さて、なにが論理破綻かというと、LとかRの選択に問題がある。LとRは日本人が近いと思っているだけで、西洋人にとっては、全然違う音であるし、発音が難しいということではない。 では、日本人に聴き取れる音はどうだろう?たとえばBとS。これは完全に聴き取れる。日本人でも。 それでは、BとSの周波数の分布が同じなのだろうか?そりゃ違うと思う。でも日本人にはBとSの違いは聴き取れるでしょ。 LとRは日本人は聞き取れない。分布を見た。微妙に違う。その違いを聞いてないのだから、日本人は聞き取れないに違いない。  BとSは日本人は聞き取れれる。分布を見た。微妙に違う。あれ、違うのに聴き取れるのはなんでや? 周波数の分布が同じだったら聞き取れて、違ったら聞き取れないという仮説を立証するには、この二つのグループの音を見ていかないといけないだろう。日本人の聴き取れる音のペアとそうじゃないペア、、と。 なんか、それらしき説明もあるが、意味がよく分からない。 以下は、三羽四郎二郎氏が整理してくれている動画集の一部であるが、私自身がLとRの解説をしている。英語喉をやっていようといまいと、この動画をみれば、瞬間的にLとRの違いが分かるようにあるのではないだろうか????  http://www.youtube.com/watch?v=YRLKpNvPo94 いや、それはあなたが自分でそう思いこんでやっているからだとおっしゃるなら、機関銃英語のLとRのところを聞いていただきたい。喉の発音位置の違いが非常に大切と知った上で聞くと、これまでなぜLとRの違いが分からなかったのか、、、と思われることだろう。 ちなみに、これは、他の人がとったものだが、LとRの違いが舌の位置の違いだと勘違いしている人の説明である。よく聞くと、音が首の奥のほうから出てくればRじゃんと突っ込みをいれたくなるだろう。しかし、日本人に懸命に教えてあげようとしているこのかたの気持ちになって、この動画をみてください。 http://www.youtube.com/watch?v=NkzfeWhWyPo 周波数の話だが、分布の話は論理の破綻があるという意味で問題だ。またデータを使っていてPEER REVIEW的のある論文が存在しないのである。 みつけたかたは一報をお願いしたい。ただし、ちょっと関係しているというのは勘弁していただきたい。

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