March 24, 2009

ダイアモンドはダイミンド?

この間、セミナーのときに、参加者のかたから質問があって意識に上ったことだが、DIAMONDの発音はダイアモンドではなくて、ダイミンドだ。 正確に書くと、D_-AI-M/M-i_-ND_である。実際、喉でそう言ってみると、やはりネイティブと同じ発音じゃないか、こりゃと納得が来る。辞書を見たら、ダイアというぐあいにアが入る発音も載っているが、アメリカではやはりダイミンドだそうだ。 辞書を眺めて、DIAのページに似たような単語がないかなあと思ってみていたらDIAPERも同じだ。ダイアパーではなくてダイパーだ。D_-AI-P/P-E_r_- だそうだ。これも辞書の両方載っているのだが、アメリカではダイパーである。 そういうような単語がうじゃうじゃとある。テレビを見ていて、よく気づく。ありゃ、これは間違って覚えていたわい、と。NEGATIVEという単語が頭に飛び込んできたのだが、どう聞いても、ネガじゃなくて、ネギに聞こえた。共著者に確認するとやはりN-E-G/G-i_-T/d-i_-v だと教えてくれた。いや、もう教えてもらえなくても、自分でそう聞こえるから、不思議だというより、当たり前だ。 PROJECTという単語がある。会議のときに、ある人が声が小さかったのだが、ちゃんと聞こえるように喋りますという意味で、PROJECTしますと言った。声をPROJECTするという感じなのだが、発音が普通の名詞のPROJECTと違った。 動詞のPROJECTと名詞のPROJECT。確かにちょっと聞くとアクセントの位置の違いと聞こえるかもしれないが、私には確実に発音の違いに聞こえた。 動詞のPROJECTはPr_-u_-J/J-E-KTに聞こえる(喉をやっていない人は、JECTを強く読むと教えられている)。 名詞のPROJECTはPr_-A-J/J-E-KTに聞こえる(喉をやっていない人はPROを強く読むと教えられている)。 実際、喉発音で、喉発音記号のとおり発音してみると、アクセントの位置が勝手に正しくなる、、、とういか、アクセントについてはなんにも考えなくてもよい。Pr_-u_-J/J-E-KT(名詞)のJECTにアクセントがあるように思えるのは、Pr_-u_-Jの最初のほうが、首の根元のゲップエリア発音で、そこが低い感じに聞こえるからだ。 喉をやっていると、言語の発音がいかに単純かがわかる。 日本語だって、誰かがワサビといえば、それはワサビなのだ。教科書音声学が一生懸命になって、日本語も非常に複雑な形で変化します、、と言いたいみたいで、ンが現れる場所によって、変化するとか言っているが、そうでもない。やはりンはどこに現れても大体同じだ(大げさにいうから違うだけ)。 英語だって同じだ。なんの魔法でもない。単に、英語喉に載せた音があり、それをシラブルごとにつなげるだけ。実際、毎日、英語を聞いていて、そう思う。それが複雑に聞こえるとしたら、それは喉をまだ実践していないから、聞こえないのだろう。 日本語も英語も単純な体系から成り立っている。じゃないと喋れないよね。人間が。もっとすごいのは、あれだけ難しいと思い込んでいたフランス語などでも、言うほど難しくないということが喉をやっていれば分かる点だろう。鼻にかかった言語だと思い込んで聞くと、ものすごい繊細な言語に聞こえる。ところが、喉から出てるんだと知って、首の根元からでている音を、逃さずに聞くと、イタリア語とそうかわらんじゃんか、と思えてくる。 大学の後輩で英語の教師がおり、喉をやってくれと誘ったら、OKが出た。で学校を通じて買ってくれた。ところが、忙しく、しばらく試せないらしい。その他の大学の英語の教師の大学時代のクラスメートも同じだ。忙しいようだ。2年間ぐらい連続で忙しいらしい。これでは、なかなか学校からは、特に英語を専門としている人達からは広まるのが難しいのかなあと思った。 ブログの人気投票です。 http://blog.with2.net/link.php?709532    

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