January 21, 2009

米国流就職面接法(グローバル経済で通じると思う)

最近、引越しをしたので、忙しくてかけなかったが、今日のテーマは 米国流就職面接法 最近、職を探している人が多い。で、私も、米国における同胞に情報を流してあげたり、アドバイスをする機会があった。ちょっとつっこんで面接のコツも教えてあげようと思ったのだが、ここに書いたら、もしかしたら多くの人に役に立つかもしれない。私がアメリカで体得?した方法だが、もともとは、就職カウンセラーの人に教わったことで、自分にとって役にたった部分だけ、自分が消化できた部分だけ。 1.PARメソッド これは結構有名な方法。履歴書で、自分の経験について書くときや、面接で聞かれたときに使える方法だ。PはPROBLEM(こんな問題があったんです)、AはACTION(それに対して私はこういうアクションをとりました),RはRESULT(結果はこうなりました)を指す。 例えばだが、データマネージメントに関して質問があったとする。あるいは履歴書(というかCV)で、そのトピックに関して、自分の経験をまとめたいとする。データマネージメントにおいて、こんな問題があった(例 100の団体に対してデータを渡す)、マクロを使うことでデータを瞬時に用意した、結果、仕事が敏速に、また正確に終わった。残った時間でQC(品質管理)をすることができた、、、 P,A,Rの要素をさくっと説明するのである。 このやり方を学んだときはピンとこなかったのだが、この方法は具体的であるだけでない。面接をしている会社側が、「この人を雇うとどんなメリットがあるのか」をばしっと知ることができるのだ。忙しい面接官としては、「この人がどんな風にわが社に貢献するのだろう」と想像するのが面倒なのだ。だからこちらがちゃんと言ってあげないといけない。ちなみに、会社が、クライアントにどんな貢献をするのかを考慮するときに、あ、この人を雇うと、こんな貢献ができるなあ、と考えることができる。私の業界では政府に計画書を出して資金をもらってくるのだが、そのときに、社員のスキルセット=会社のスキルセットとなる。だから面接する側としては、このリンクを考えている。あ、この人を雇ったら、あの仕事ができて、クライアントにアピールできるな、というような。 就職活動をしている人は、友人などを相手に、このPARメソッドで喋れる練習をするとよいと思う。PARのPが長すぎても、退屈だろうから、さくっと3つの要素を入れて、短めのトークができるように。一つの文章にP,A,Rを入れ込む練習もありえるだろう。 これをやりだすと、自分自身のスキルセットとか価値を自覚できるようになる。ただ単に統計学ができますとかいうことでなく、その知識はこういう具体的な問題を解決したのだ、、、ということを自分でしっかり自覚できる。だから、あなたの会社にも具体的な貢献をすることができますよ、、、と。 2. 相手の性格タイプを見抜く これは、実は日常生活でやっていることだと思うが、相手がどんな人かを瞬時に見分け、そのタイプによって、喋ることを変える。どんな性格が存在するかだが、3つぐらい考えておくとよい。 タイプA 抽象的な議論を好むタイプ 学者肌  タイプB とにかく、仕事をかたずけてしまう実務派 (仕事ができてなんぼのもん) タイプC 社交派 (人付き合いがよい、なんでも肯定的なレスポンスがかえってくる) それぞれのタイプによって、レスポンスを工夫する。学者肌に対しては、やや抽象的な議論を、実務派にはいかに自分が仕事を早く効率的に処理できるか、社交派に対しては自分も人あたりがよいという点をアピール。 例 実務派は、あなたが一体何ができるかということに興味があるので、例えば、あなたの履歴書を見ながら箇条書き?的に質問を浴びせるだろう。そんなときに、あんまり抽象議論をしてもリズムが崩れてしまう。 例 学者肌の人は、大きな議論が好きだが、そんなときに、あまりに細かいことをいうのも、リズムが崩れるかもしれない。 え、人によって言うことを変える?難しい、、、と思われるかもしれないが、日常生活で普通にやっていることなので、そうでもない。言うことを変えるというよりアプローチを変えるということだろうか。 心理的にも、この人はこういう人だと自覚して喋ると緊張感がうすれるから不思議だ。 3.喉で笑うこと(海外での面接の場合) これは絶対に大切。口発音でハハハとカタカナ笑いをすると、そうするのがダメというより、カタカナ笑いは会話をしながらできないという点が問題。水戸黄門の笑いのように、発話が終わってから笑うということになってしまう。喉で笑いながら喋ると、ああ、この人はとっつきやすい人だなあ、、と思ってもらえる。究極的には、その人と一緒に働いて楽しいかどうかというのが非常に大切な点になる。 そういう意味でもやはり「英語喉50のメソッド」は海外での就職活動のための必須の書だと思う。 1と2に関しては日本での面接でも使えるだろうか? あ、最後に、ものすごく教科書的な質問をしてくる場合がある。例えば、あなたにとってチームワークとは?とか。そういうのを聞かれると、はあ?という感じでひるむことがあるかもしれない。あまりにも基本的なので。そんなときはPARの原則に帰って、具体的にこうしたということをさくっと言えるとよいだろう。 ブログの人気投票です。 http://blog.with2.net/link.php?709532       

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