December 15, 2008

advice
喉の開き直りとは 会話のテクニック

色々とあるが、「喉の開き直り」というテクニックを考えた。 こないだ、喉応援団長と話をしたんじゃが、日本に帰ってくるときはひげをそれ、フウが悪い、というような暖かい指導を受けたこともあり(笑)、なぜか数日、喉が日本語喉になってしまった。喉応援団長によれば、ワシはアメリカに洗脳されとるということらしい。 その反省?からか、後遺症なのか、数日間ほど、ネイティブと話すときに声が小さくなった。 不思議なもんだ。ランチをちょっとさわがしいところで食べていたんだが、会話相手の顔をみていると、「ちょっと聞こえんわ」というような表情をしてくる。片方の耳を突き出してくるような感じ。で、思った、、、えーい、ワシはなんで小さい声でしゃべとるんじゃ、、、 と開きなおり、英語喉で喋りだした。 これを喉の開き直りといいたい。 てっちゃんがブログで自信について書いていたと思うが、まあこれは自信を持つということである。 日本人に特有なのか、自分だけなのか、よくわからんが、何かを言おうとするとき、まず謙虚になってしまう。いかに、その意見が些細なことかをことわってから喋ってしまったりする。 これではダメだから、喉の開き直りが必用なのだ。 で、そのためには状況をよく観察すること。上のコンテクストで、なぜ喉の開き直りができたかというと、相手の表情をよく見ていたからだ。そして相手の発する記号を読み取ったのだ。 国家の品格の藤原さんとか、英語道の松本さんがいいそうだが、日本人は言わずとも伝わる文化、、、というが、実は西洋人だって全く同じなのである。 聞こえんから大きい声で喋れなどといってこない。言葉なしに伝えようとするのだ。で、その方式が耳を傾けたりすることだ。そういうシグナルをしっかり観察すること。 これが喉コミュニケーションである。 もちろん、話を始めて最初から喉発音で自信満々でコミュニケートできるにこしたことはないが、声が小さくなってしまったり口発音になってしまうことが多い。が、それに気づき、勇気をもって軌道修正すること。 これが大切。 で、この「喉の開き直り」で、このあいだのミーティングで笑いを一本とった。 自分の働いている部署の会議だったのだが、みんながものすごいユーモアを使って笑わそう、笑わそうとする人ばかりだ。ちゃんと耳を開いて聞いているとそのことがよく分かった。 急に、大ボスがカズ、あの件について喋ってくれ、、、と言ったので、一瞬どきーんと緊張してしまった。 ちょっと緊張したので、声が小さめになってしまった。一応、内容的には説明できたと思う。で、席に着こうとしたら、大ボスが、「まだおわっとらへんよ」とユーモアを加えて、話し始めたのだが、そこで私は気づいた。 なぜ俺は小さい声でしゃべっとるのか?と。よーし、この場を借りて、俺も、アメリカ人を笑わせてやるぞと心に決めた。 で、「もっと自信をもって喋りますね」といって、急に、小林克也のような外人声で、大きな声で説明を始めたのだが、これが結構受けたらしい。非常に面白かったと人々が言ってくれた。 このように、喋っているうちに、相手のハッしてくる記号?とか、キューを読み取るのである。上の例でいうと、私のボスがまだおわっとらんよ、とちょっとユーモアをかまして言ってくれたのは、「カズが緊張しとるわい」というのを見て、反応したのだと思うのだ。 最初の例でもそうだが、そういう場をちゃんと読む、そのためには、ちゃんと観察する。 緊張する必要はなく、自信がなく、声が小さいな、口発音になっているな、、、と気づくこと。その気づきかたとしては、喋っている相手をちゃんと見るということがあるかもしれない。 そして気づいたら、自信をもって喋ればよいのである。息を大きくすって。 喉の開きなおり、、、と呼んでみる。 ブログの人気投票です。 http://blog.with2.net/link.php?709532       

Read more
聞き取りが100%できる世界はどんな世界?

天満さんが5回でというテーマのBLOGエントリーを書いてらっしゃる。 http://processeigo.seesaa.net/article/111178576.html これは5回、クラスを受けたぐらいでCNNとかが聞けるようになったとおっしゃった受講者が出てきたということですよね。 まあ、今、日本で少しづつ国産ネイティブが出ているわけですが、このように短期間で聞き取りができるようになったというのは非常にうれしいですね。結局、ミステリーでもなんでもなくて、日本人はこれまで英語の最小単位である音節がなんであるかをあいまいにしたまま英語を聞いていたわけです。つづりからは分かりにくいですからね。 それがある日突然、3ビート理論に出会うことで、さらに喉発音によってちゃんと音の全容を聞くことで、音が聞こえ出す。で聞こえ出してみると、これまでものすごく難しいと思われていた英語が聞こえる、、、と。もちろん分からない単語などはあるだろうけど、音としては聞き取れる。 これは当たり前ではあります。例えば日本語を勉強するアメリカ人が平仮名を知れば、聞き取りには問題なし。わ、さ、び、という三つの音を知っている人はワサビという単語が聞き取れるし、ワビサと言われても聞こえる。 日本人にとっても英語も同じですね。子音ー母音ー子音が基本的に一拍だということを知れば、それに基づいて英語を聞けば聞き取れる。 ただし、喉というのはやはり避けて通れない。というのは、日本人は口のほうの音に注意がいきがち。音は喉で発声するわけですから、口のほうだけきいていると音の最初であるとか、音と音の以降するときの音を聞いていない。雑音として処理してしまうわけです。 例えば、M。Mの始まりのところ、唇と唇があわさる前のときに、英語だとすでに音が喉でごろごろと起こっているわけだけど、ここを聞いていないことになる。   だから英語の音の好きだとこだけをとらえて、所々しか聞いていない。 (英語の発音がよくなる本というのがあって、それにアメリカ人のモデルのような女性が出てくるのだが、Mなどは、確実に唇と唇が合わさったところから発音してお手本を見せていた(DVD)。このように日本人対象にお手本を見せると、おおげさになり、従来の自然な音の全体とか流動性が消えてしまうのである。) 2ヶ月直接、教えさせてもらったのだが、半分しか受講できなかったかたがいた、、、にもかかわらず、そのかたも突然聞こえ出して仕事に困らなくなった。3ビートはお教えしなかったが、これは基本は説明させていただいたとか、独習されたということもあるかもしれないが、喉をやっていれば、音が聞こえだす、聞こえ出せばシラブルも聞きやすい、、、というような効用があったのかもしれない(ですね?)。 突然聞こえ出す、、、というのは本当に面白い現象だ。出版社さんに最初に紹介させていただいたときも、翌日には聞こえ出したというものすごい効果があったし、第1実験者である苅谷さんも1週間もかからなかったと思う。 私自身はどうか。最初からアメリカ英語は100%聞けていたので、皆さんほどの感動はなかったのだが、アメリカ以外の英語もクリアに聞こえ始めたのはよかった。最近、ふと気づいたことがある。以前は、アメリカ人の退屈なプレゼンテーションを聞いたとき、眠くなっていた。今はなぜか眠くならない。聞き取りにエネルギーがかからないからだと思う。退屈でも、エネルギーがそんなにいらないために、眠くならない。 それから最近、CDで音楽などを聴いていて、歌詞カードなどを見なくても(ついてないCDが多いが)、歌詞をくちずさんでいる自分がいる。これは日本語の歌を聴くときと同じだなあと思うが、小さな?いや大きな感動である。 それから意味がよく分かるために、感動も大きい。アメリカの多くの音楽というのは常に社会的な動きなどと連動している。歌詞に意味が浅いものは、あまり残っていない、、1時的に売れたとしても、、時代をこえてのこることはない、というようなことを感じる。 例えば、ブルーススプリングスティーンなど。以前は単にメロディーを聞いていたのだが、改めて聞くと、感動が大きい。彼が歌うアメリカの風景が頭に浮かんできて、うーん、その気持ち分かるなあ、、みたいな気になる。 ボブディランなんかもそうだ。ものすごい才能の持ち主だとは聞いていたが、喉革命以前は、メロディーしか聴いていなかったので、歌詞にまで頭が回らなかった。音が100%聞けるようになって、彼の音楽の偉大性に気づいた。 スーパーなどで音楽が流れているときに、その歌詞がよいと、すっかりその世界にはまってしまっている自分に気づくことがある。 で、歌詞に意味が浅い歌は聴く気がなくなった。 ブログの人気投票です。 http://blog.with2.net/link.php?709532        

Read more