March 2008

フォークの使いかたがうまいですねえ

箸と重力   http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080328-00000013-yom-sci     引用*************************** 初めての宇宙ステーションで、一番楽しかった思い出は「みんなで夕ご飯を食べた時」。「私が日本食を用意して、乗組員のみんなに『はし』をプレゼントした。無重力だからつまんだものが落ちないので、みんなはしを上手に使っていた」と船内での一時のエピソードを紹介した。 ******************************   昨日、またしてもNHKを見ていたら、スペースシャトルに搭乗した日本人宇宙飛行士の土井さんが、他のメンバーとともに記者会見をしていた。   宇宙で日本食をふるまったことについて語ってらっしゃった。外国人の宇宙飛行士が(アメリカ人だと思う、、、もしそうじゃなかったら以下の議論は成り立たない可能性あり)、箸を上手に使っていることにびっくりした、、、その理由は、宇宙は無重力だから、食べ物が落ちないので、上手に使えるんだ、、、と納得した、、、ということだった。   このことで私は以下のことを思った。   重力がないからうまく使える、、、というのは彼が想像したことだろうか。実際にアメリカ人のメンバーに聞いたのだろうか。   (アメリカ人だったのだろうか?ロシア人?宇宙ステーションの中で食べたわけけだけど、誰がその中にいたのかなあ。)   実はアメリカでも箸は使われている(喉のドリルのスキットで出てくるネタです)。それは日本食の影響というよりは、中華料理の影響である。例えば、米国においては、中国からの移民が大昔からあって、辺鄙な土地でも、一つは中華料理屋があるのである。中華料理は、少なくともアメリカでは、非常にポピュラーなジャンルだ。ものすごく荒れたゲットーのコミュニティーでさえ、中華料理のテイクアウトの店がたくさんある。1990年あたりに留学したとき、大学の食堂には箸がおいてあった。   したがって、アメリカ人であれば、小さいときから箸を使っているのである。   アメリカ人にしてみれば、箸の使いかたがうまいですねえ、、、と言われるとわけがわからん状態(はあ?)になるのである。日本人にむかって、フォークの使いかたがうまいですねえ、、、と言うようなものである。   もし種子島の宇宙センターから発射されるロケットにアメリカ人一人が乗り組んだとして、日本人メンバーと一緒にスパゲティーを食ったとする。するとそのアメリカ人がアメリカのテレビで、「いや、日本人がフォークをつかっていましたよ、やっぱり重力がないから使えるんですねえ」と言っているようなものである。   思うんだけど、我々の外国経験って、あまりに典型的ではなかろうか。外国人にお土産をわたして、ちょっとした楽しいときをすごすみたいな、、、。こんなお土産をあげたら外国人に喜ばれた、、、とか。   ワシントンDCの商工会議所のサイトで、ちょっとしたエピソードを紹介するコーナーがある。こんなお土産をあげましたとか、近所の人に折り紙を教えました、、、とか。   そういうのは確かに「ちょっといい話」だと思うが、それは口で英語を喋っているから、それ以上、つっこめないために、表面的なレベルでの「小さな外交官」的なカタにとどまっているような気がしてならない。   いや、本当に喉(と3ビート)を試してほしい。世界は一家、人類は皆兄弟、、、て感じを体験できる。   最後にずれるが、今朝は、NHKで、なにか音楽のプロを目指す青年が出てきていたんだけど、お母さんが、「夢を見るのはいいけど、それで生きていけるの?」というようなことを言っていた。   で、思ったんだが、土井さんが、「夢をみつづければ、必ずかなう」と言ったとしても、お母さんが「夢は見るのもいいけど、現実を見て」と言ったときも、どっちでも結局、机についてまずは勉強しよう、、、って結論になるような気がするが、気のせいだろうか。気のせいかなあ。    

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ジャイアント馬場の残したもの

アメリカでもプロレスは当然人気があるのだが、ハルクホーガンはほとんど神的存在だ。ブッチャーとか、スタンハンセンは、人が知らんと言っていた。あ、アンドレザジャイアントは当然知られている。 RとかERを発音するときに、ジャイアント馬場のアッポーっていう掛け声みたいに発音しようというようなことを見たことがある。 例えばPAPERのPERのところで、口の中をはれぼったい感じ、こもった感じ?にして発音するやりかただが、以前、学会で、それだけをやって、あとはカタカナで読む人がいたのが印象に残っている。 またテレビニュースNHK WORLDのフィールドリポーターは全員例外なしに、馬場氏のアッポー発音をやっている。上に紹介した人と違うところは、上の人はERのときだけそれをやるのだが、NHK WORLDのスタッフはWやRが出てくるときにもそれをやる。 おそらくゲップ発音の音にアッポー発音をしているような気もする。 つまり、日本人の感覚で聞いて、あいまいに聞こえる音をにアッポー発音をしているのであろう。気持ちは分かる。 アッポー発音のかわりにぜひ喉発音を使って、どんな音でも出してもらいたい。 というのは、カタカナ発音も、カタカナ発音+アッポー発音も基本的には両方カタカナ発音だからだ。かえってアッポーが入っていると、逆に分かりにくくなる。なぜかというと、カタカナだけのほうが、日本語や日本語英語を知っている人にとってはわかりやすいからだ。 さらに カタカナ発音+アッポー発音+鼻にかける となると、非常に不思議な英語になるのである。 ぜひ、喉でやってほしい。

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韓国語は口発音、英語は喉発音

http://lovedoyoung.blog73.fc2.com/blog-entry-423.html 韓国ドラマの1シーンで、息子が韓国語は口発音、英語は喉発音だ、、、と説明するシーンがあるそうです。ただし、この解釈を書いてらっしゃるかたは、発声と発音は別問題だ、、と思われていますね(太字)。実際は同じなんですが。 上のURLから引用します。 夜は韓国式の食事.乾杯したのはマッコリですか?マーティンさんが,お母さんに「おいしい」の韓国語を教えます.伝統舞踊がはじまると,ダニエルも音楽に合わせて上半身だけの不思議な踊りを披露.ダニエルは,英語は喉の奥から声を出すけど,韓国語は口のずっと前のほうで話すんだ,とお母さんに説明します.英語と韓国語(日本語もそうですが)の発声法(発音の仕方というよりは)が違うと,言いたいのだと思います. 引用おわり  特に電話でネイティブの英語を聞いているときに強く感じるんだけど、やはり声にある様々な質をもった音を頼りにして、音を区別しています(私は)。その質とは、日本人の考える声質に似ています。例えばRとかWや、あと母音の色々は喉の奥のきしむような音を頼りにして、私は聞き理解しているように感じます。それを声の質だと思ってしまうと、すごろくでいうと、振り出しに戻る、、、って感じです。(これは、上のことを紹介している人への批判ではありませんから、あしからず)。 私が「きしむ」感じの音と呼ぶのは例えばWとかR、母音だとSHIPのイとかCUTのUとか。これらの音は口発音の感覚で考えているかぎり、日本人には、曖昧に聞こえたりします。わけわからん音です。だから、口をはれぼったいかんじにして発音したり(ジャイアント馬場のアッポーって感じ)、鼻にかけてそれっぽくしたり、、、ということがこれまでされて来たのだと思います。 喉の深い位置を使えるようにすれば、本当にどんな音でも出せるようになりますよ。

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