February 15, 2008

想像 なぜRON氏、天満氏、そして小林克也氏は英語ができる・できたのか

前回のエントリーで、「日本人の喉は、日本語の短い音を超高速で作り出すために常に緊張している。したがって、物まね能力に限界があるのだ。」と書いた。   新しいパラダイムの地平でものを書いているため、まだ喉革命を経験されていない読者には、理解しがたいコンセプトを含んでいたかもしれない。少し解説してみる。   物まね能力?なんでそれが英語発音に関係あるの?   物まね能力=音まね能力、、、なのである。   口発音では「音まね」、「物まね」とも、非常に難しい。   だから日本語では擬態語、擬声語がここまで発達した、、、と説明することができるかもしれない。   英語話者であれば、本当の音を、喉発音で、そのまま真似てしまえばよいのだが、日本語の場合はそうはいかない。   喉革命以前から喉を使っていたというすごい人たちがいる(なぜか全員が西日本出身である)。小林克也氏(私の世代の洋楽好きにとっては神的存在)、RON氏、天満氏である。この人たちが喉にいたった理由の一つは、物まねだったのではないだろうか。喉を使わないと物まねが不可能だから、そう思う。     多くの人が、音を表面的に真似ようとして(=ネイティブっぽさ)、逆に鼻のほうに行ってしまうのに(鼻にかけてネイティブっぽさを出す)、この人たちは喉(逆方向だ)にすでに到達していたのだ。   私自身は「物まね」ということを意識したことはなかった(高校のときに、田原俊彦の物まねをしていたときは、確かに喉でやっていたが、、、)。だから、この人たちに比べれば、やや浅いあくびエリアを使って、それなりに英語を喋っていたようだ。ただし、声が高めとなり、気持ち悪い英語を喋っていたのかもしれない、、、と振り返って思う(そしてなぜかリガチャーAのときには、口が横に広がっていた、、、)。   注意 フランス語は鼻にかけて喋る、、、という俗説、、、というか定説?がある。あれも勘違いである。たしかに喉を経験していなければ、鼻にかかった言語に聞こえるが、あれは、喉の奥ばかりで発音しているから、そういう風に聞こえるのである。   日本語が超高速?英語のほうが速く聞こえるけど?   英語と比べてみよう。 おはようございます。 GOOD MORNING   確かに字だと英語のほうが長い。でもシラブル数だと?   おはようございます。 9シラブル GOOD MORNING 3シラブル   日本語のほうがシラブル数がダンゼン多い。機関銃のように、短い玉をダダダダダダダダダダと打っている感じだ。   この機関銃式発音、発声を最も自然な形で可能とするのが口発音なのだ。   超高速、、、という表現は伝わりにくいかもしれないので、言い換える。   日本語は ダダダダダダダダダダダダ 英語は  ボンボンボンボンボンボン   という感じだ。   ただし、ボンが2拍にならないように注意(ボ、ンにならないように)。ボンはあくまでも一拍です。

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