January 9, 2008

喉だけを、喉だけを、、、

どの音も喉なんです。だから、この音は英語喉を試すけど、この音は音声学のこの説明を試そう、、、とういことだとだめなんです。だって、例えばですが、HAMという単語があるとする。HはXXXの説明、Aは英語喉、Mは音声学にそって鼻音として発音する、、、とやると、Aのとこは正しい発音ができるけど、あとは近似値発音になってしまう。Mのところで鼻から息をぬこうとすると、そこで英語がカタカナ英語にもどってしまうんです。 (独り言:Mが鼻音っていわれとるんは、そりゃあ、口閉じる音じゃけえ、息がどっかにぬけんにゃあいけんけえ、息が鼻のほうに、よけい[=a lot]行くような気がするだけじゃろう。おおげさにやるんじゃったら。でも、普通のスピードでしゃべりょーたら、唇をあわせんでも平気でM発音しとるけどねえ。特にスマイルしながらしゃべっとったり、歯がちょっと前に出とったりしたら。) 決して精神論ではありません。鼻やら、舌やらに集中すると、喉発音じゃなくなってしまうんです。関心が喉からずれちゃうから。だって、鼻に息を流そうとがんばると、鼻って、喉からものすごく遠い位置にあるから、喉発音が浅くなってしまう。舌をどうのこうのしようとすると、喉発音に気がいかなくなってしまうだけじゃない。舌が硬くなってしまって出せる音が出せない。例えば、ぶるぶる凧とか無理、無理。舌が硬いと。 口の中で音を響かせる位置がどうのこうのというのは、結局、舌を硬くしたり、舌と口の屋根の間の距離をせばめたりするから、響く位置が変わっている、、、という気分になるだけで、究極的にはアがイになったりしないんです(例えば、口の前のほうでアが響いていると感じるのは、舌の後方をもりあげたり、硬くしているから)。音がこもったりするから、音が変わったような気分になるだけです。そもそも、ネイティブの舌はそんなにアクロバティックに動いていないですよ。ジェシカシンプソンさんが歌うのを見ていたら、舌はどてーと寝そべったままです。 口を大きくあけたままでも当然喋れる英語ですが、大きく開けたまま、舌はどてーっと横たえたまま(ジェシカシンプソンさんみたいに)で、それでも響く位置を口の中でコントロールできるとしたら、それは、魔術師ですよ。もちろん、喉でならできますよ。口を大きくあけていようと、ちいさくあけていようと。 あと、口の屋根に舌をつける、、、という言い方は便宜的にするけど、結構、すでについている、、、というのもありますね(今、こうして書きながらふと考えると、舌は口の屋根にすでについとるけん、、、筋肉を鍛える必要なーじゃろ?じゃろ?でも、こげーなこというのタブーかもしれん。)。 だから英語喉アプローチを全ての音に使ってくださいね!一部の音じゃなくて。 きっと分かってもらえます。実際に英会話で実践可能なのは喉だけなので。話し始めると鼻音だとか、円唇だとかかまってられないですから。 英語喉を多くのアプローチにまぜてつかってらっしゃるかたは、まだ口の中で考えているのじゃないのかなあ、、、と思う。基本は口の動かし方で、喉は響かせるための2次的な存在、、、みたいな。じゃないんですよ。喉が中心なんです。喉に声帯があるんです。口には声帯はありません(口は出口ではありますし、確かに、音の最終仕上げのようなことはしますが、、、)。口で音を出して、それを喉にもっていって響かせる、、、というイメージで考えてらっしゃるような気がします。じゃなくて、喉で音を出すわけですが、その場で響きやら音の質やらが90%ぐらいは決定されているのです。 もし喉が単なる響き板だったら、カラオケのマイクでエコーをかければいいわけだけど、そうしても発音が正しくなるわけではないですね。 日本人のイメージで「口で喋る」という感覚が強いけど、口には声帯がない、、、ということを思い出してください。口は音の最終仕上げ、、、であって、核ではないようです。 日本人に「おうむはどの器官がすぐれているから、人間の会話をまねできる?」と聞くと、喉と答える人はいません。舌が発達しているからだ、、、と答えるでしょう。ところが日本人以外の外国人(特に西洋人)にこの質問をすると、まずは「そんなことは考えたことがない」というでしょう。で、多くの人が喉?というようです。もちろん舌という人もいるでしょう。でも日本人のように「舌だけ」と考える人は少ないようです。 英語喉だけをまずマスターしてみてください。そこからです。始まりは。 え、そんな、、、いろんなやり方があっていいでしょ、、、と思われることでしょう。でもね、他のやりかたは練習法であって、厳密な意味でのメソッドではないと思いますよ。まずは正しい音をだすメソッドがあって、それを定着するために、いろんな練習法ってのはありえると思いますが、、、。練習法ってのは、例えば、野球がうまくなりたい人が素振りをするってのは、これは練習法なんです。メソッドは、バットをどのように構えて、ボールをどのように、どの角度で捕らえるか、、、、てのがメソッドです。 ちょっと基本に帰るために、いろんな音の口発音と喉発音を比べてみます。これまではLとかRとか、母音とかで違いを示してきましたが、MとかSとか、そういう簡単っぽい音でも喉発音でやると、口発音とは全く変わって聞こえますよ。 http://www.nippondream.com/blog/simplesounds.wav  

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