August 16, 2007

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3ビートに関しての、「英語劣等生」さんの質問にJEANAさんが答えます。

ご質問 英語喉で英語リスニング劣等生から抜け出せるキッカケが掴めた気が致します。 3ビートについての質問ですが、現在の私の勉強教材はTOEFLなのですが、 相当早いのと一拍ずつの長さが文章や単語によって全く違います。 そのような場合はどのようにすればよいのでしょうか。 3ビートを意識しながら音声と完全に一致させて音読する練習を日々しておりますがリスニングはまだまだ苦手です。 もし何かアドバイスがありましたら宜しくお願いいたします。 でも、英語喉のお陰で1週間で効果が見えて今後が楽しみです。   回答   ご質問ありがとうございました。非常によい質問・高レベルの質問だと感心しました。以下がジーナさんからの回答です。(後でNIPPONDREAMサイトのQ&Aのところに転載します。)   TOEFLの教材を使いながらの勉強をされておられるということですね。一方で、TOEFLの試験のための準備をしないといけないという現実があり、また一方で、TOEFL教材(あるいは従来の英語教材)、TOEFL試験(あるいは従来の英語試験)に使われるナレーションは、いわば、外国人を意識した「よそいき」の英語であり、またナレーターさんが、「英語を第2外国語として勉強している外国人に喋っているんだぞ」と自意識過剰で読んでいる英文です。   例えるならば、テレビ漫画に使われているようなアニメ的なしゃべり方、あるいはプロレスや野球中継などに使われるおおげさな喋りかたです。そういうナレーションには、英語を勉強するうえで、好ましくない特徴があります。   どういうことでしょうか。   感情を大量に使うことで、言葉がクリアになる、、、という勘違いを人は犯します。このことが原因で、シラブルによってあまりにも長さが異なってしまいます。大げさにしようとすると、シラブルを極端に長くしたり、短くしたりしてしまいます。そしてイントネーションの上がり下がりも、とてつもなく大きくなります。あるいは、声が部分的に極端に大きくなったり、小さくなったりします。   これらに加え、もう一つあります。声優さんの声が、不自然なほど、独特な性質になります。   特に会話のスキットで複数の声優さんが掛け合いで会話を録音するときに、(学習者にとってわかりやすいだろう、、、という間違った仮定のもとに)お互いの声の特徴をあまりに大げさに強調しすぎてしまう。お互いの声の質を極端に違うものにしよう、コントラストのあるものにしようという気持ちが働き、あまりにすっとんきょうで、非現実的な声質になってしまうのです。(極端な例が、予算が少ない際の録音です。同じ声優さんが複数の役を演じることがありますが、その場合、とてつもなく声の質があまり非現実な英語になります。テレビアニメ的な性質です。)     これらのせいで、声優さんの英語は、クリアでなく、聞き取りにくい不自然な英語になります。     と、、、色々、弊害をあげましたが、TOEFLの試験勉強をしなければいけない、、、という現実があります。どうしたらよいでしょうか。   一つはあるマインドゲームを実践することです。おおげさな英語を聞きながらも、喉発音と3ビート以外の要素を、あえて聞かないようにしつつ、英語音の核心である喉の音と、3ビートを聞き取るようにすることです。   これはマインドゲームです。音がすっとんきょうにあがったりさがったりする現象を、頭から取捨するのです。不自然なまでの、声優さんの役作り的な声の質を括弧にいれながら(頭のなかで取捨しながら)、喉の音と、3ビートだけを聞くのです。   とはいえ、これは非常に難しいマインドゲームです。   現実的には、まずは、TOEFLの教材を少し離れて、ラジオやTVのニュースの英語や、トークの英語を聞いてみて下さい。CNNニュースなどの英語は、英語教材と少しだけ似ている部分があります。それはある程度の「おおげささ」が、ある点です。とはいえ、このおおげささは、英語ネイティブを相手にした「おおげささ」であすので、英語教材の「おおげささ」とは違い、自然さをともなった「おおげささ」です。   この点は、外国人向け日本語の教材と、日本のテレビニュースの関係と同じです。   (言語にもいくつかの様相があることがわかります。英語でも日本語でも同じですが、、、、 日常で使われるもの ニュースで使われるもの 言語学習教材で使われるもの テレビアニメで使われるもの   これらが全ての様相ではありませんが、しゃべり方が現実的か非現実か、、、という観点で考えて、現実度の高いものから、低いものの順番で並べてみました。)   ある程度の「おおげささ」をともなった英語にテレビニュースやラジオのトーク番組を通じてなれてみて、その後で、あるいはそれと同時にTOEFL教材の英語にも慣れていく、、、という戦略をお勧めします。   英語喉の録音では、あえて喉発音と3ビートにフォーカスした声を使いました。従来の教材のCD音声に慣れていらっしゃるかたは、なんとなく、私達の声に「頑張り」が足りないのではないかと思われたかもしれません。実は、平坦に感じられる英語喉のCD音声は、わざとなのです。   英語音の根本にある喉発音と3ビートだけを学んでもらうのが目的です。イントネーションなどは、感情のたまものですから、英語教材で学ぶ必要はない、、、という考えです。感情の要素をあえて控えることで、何を真似ることが大切かを強調できていると考えます。   […]

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