英語は強弱のリズムからなるという俗説がありますが、もしかしてそれは、カタカナに直してしまう癖が原因ではないかな?

例えばですよ、確かに、ボンボンボンというかんじのシラブルの真ん中に重心が置かれているような感じは確かにするでしょう。とくに大げさに発音しているならば、その感じが強調されて聞こえます。

THIS IS A PEN

を大げさにいうなら、

thIs Iz A pEn

という感じで聞こえるかもしれませんね。

さて、さらにこれをカタカナ英語に直してみると

ズ ズ  

これが、強弱アクセントに感じられるのかもしれません。

本来は、BON-BON-BONというリズムがあるだけなのだけど、ちょうど、そのOにあたる部分がカタカナにしたときに、結構、まばらになってしまいます。それはあくまでもカタカナ的に耳に入ってくる人の場合です。すると、もう一度書きますが、まばらに強弱が起こるように聞こえるでしょう。

ズ ズ  

もし、これが、英語の音が最初から聞き取れているならば、以下のように聞こえます。

THIS-SIZ-ZAP-PEN

これが聞き取れていれば、強弱アクセントだという発想は生まれず、ただ単にシラブルがつながっているんでしょ?となります。

強弱リズムで読むと英語らしくなるとか、なんらかの形でリスニングがよくなる(ならないけど)という勘違いは、ここから来ているのではないでしょうか。

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キーワード 英語発音 聞き取り 音声学 批判 英語喉 機関銃英語

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8 thoughts on “強弱リズム???なぜ大切だと勘違いしたかの理由の推測

  1. のど助 says:

    弁当BOXをやってみました.アドバイスいただければ幸いです。
    http://nodopractice.seesaa.net/?1268220400

  2. NipponDream says:

    喉すけさん、

    どうもUPありがとうございます。最初のあせった部分以外は、通じる英語ですが、首の浅い位置で発音されているので、それを根本的に首の根元まで下ろしていただきたいです。

    音声でコメントしました。

    http://www.estat.us/blog/nodosuke1.wav

  3. ツバメ says:

    >、BON-BON-BONというリズムがあるだけなのだけど

    子音+母音+子音の繰り返しで聞こえる、ということは当然自分が発話するときは、そのように発話するということですよね。でも、どうしても、音読の癖が抜けず、分かち書きの表記のとおりスペースをとって発話してしまいがちです。。。

    それと思ったのですが音声アップする人って男性ばかりのような気がします。

  4. のど助 says:

    ありがとうございました.参考になります..

  5. のど助 says:

    アドバイスありがとうございました.
    思ったよりゲップエリアの定位置は低いですね.

    今回は,できる限る喉を開きっぱなしにして発声しました.喉を開く意識が強いとその分,口が動かしにくくなる感覚があります.冒頭のBENTOのところでは,その意識が強すぎたのかもしれません.
    もっと定位置が低くなるように練習してみます.ありがとうございました.

  6. のど助 says:

    発音の定位置は思ったより低いですね。
    喉を開こうと意識すると、口が動かしにくくなる感じがします。最初の部分はその意識が強くてBENTOの発音が変になったのかもしれません。
    今回のアドバイスを参考に練習してみます。
    ありがとうございました。

  7. NipponDream says:

    失礼しました。間違って、SPAMのほうに入っていました。

    また聞かせてください!

    喉を開きっぱなしにしながら、首の根元で発声するトレーニングをしてください。

  8. のど助 says:

    あ,SPAMになってたので,投稿できなかったんですね.
    連続投稿してすみません.

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