70年代ぐらいまで運動中は水を飲まないようにと指導があり、真とされていたけど、今ではナンセンスです。英語を喋るということに関しては、今でも、真とされていて、これを疑問視すると、何か精神を病んでいるのではないかと思われること、、それは、「英語を話すときに、抑揚をおおげさにつけるとよい」という言い方です。というか、疑問視さえもされていません。

英語というのは、音程、強弱が意味、伝わり度にまったく関係しない言語なのです。もし音程が大切だったら、英語のミュージカル、オペラは存在しないことになります。メロディーや強弱によって、伝わりかたが変わるなら、英語は音楽には使えないということになりますよね。

強弱、音程が大切なのは日本語なのです。

橋と箸の違いは音程、抑揚で決定されますよね。

音楽でも日本語だと、「うさぎおいし、かのやま」が、ウサギがおいしい山なのか、ウサギを追った山なのか、、微妙にわかりにくくなります。
英語では、I love youをどんな音程で読もうと根本的に(辞書的には)、意味が変わりません。

日本語で抑揚が大切だから、英語でも大切だという論理は、それはNHKの英語講座でネイティブナレーターさんが、英語を日本語の抑揚で読んでしまうことも原因しているかもしれません。

が、根本的にはなんらかの勘違いでしょう。

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15 thoughts on “強弱、音程が大切なのは日本語なのです

  1. lister says:

    多くの教材英語の、過剰なイントネーションに苦しめられています。「お前、絶対普段、そんな風に喋ってないだろ!」とツッこんでしまいます。あれが自分にうつってしまいそうでイヤなのです。訓練された声のプロがしっかりと発音しつつ、でも自然なナレーション、というのは、日本ではわりと少なくて、日本で評価の高い教材でも、テキストが良くても、音声の方では問題のある人が結構います。「いい教材なのに・・・なんでこんな読み方なんだ!」といつも思います。

    そういうナレーターが活躍しているという事は、作り手の人たち(日本人、ネイティブ両方)も、そして受け手の日本人たちも、そういう英語を『正しい英語』だと思っちゃっているからなんですかねえ・・・今は映画やネット動画など、リアルな英語を聞く機会は沢山ありますから、それを聞けば、あれが不自然だと、すぐにわかりそうなものですけど。

    1. Yuki says:

      教材の音声がそんなに悪いとは想像できませんが、苦悩は十分伝わってきます。果たしてどんな読み方なんだろうかと興味を覚えました。英語教材というのは具体的に何か教えてもらえませんか。実は英語教材を買ったことがなくて… スピードラーニングだけは名前を知ってるんですが。

      1. lister says:

        日本で英語教材というと、大きく2種類に分けられると思います。1つは、書店で本としてCD付きで売られているもの。もう1つは、ネットや郵便で注文して購入(受講)する様な、比較的本格的で高価なタイプです(一万円~数十万円)。スピードラーニングはこっちに分類されます。
        私は貧乏なので、基本的に本の教材の事です。

        私が特に耐えられないナレーターが2人いまして、1人は以前に書いた、とにかく声が嫌いな人。この人は本の教材に無茶苦茶出てます。私の感覚では、最低30%くらい。ただ、その人は読み方はまだ普通だと思います。

        ここで問題にしたいのはもう1人の方で、「名前出さなきゃいいか」という事で、一部をアップしました。
        https://audioboom.com/boos/3289005-her-voice
        教材自体は、日記の様に、日常の出来事を簡単な英語で描いていて、初心者にはとても良い教材だと思います。
        でもこの音声を聞くと・・・なんというか、とても『わざとらしい音程の変化の強調』を付けていて、全く『自然な英語』では無いと思います。収録のディレクションをする人(著者?)や、本人が『日本人向けの英語の読み方とはこういうものだ』みたいに信じ込んでいるのか、もともと普段からそういう喋り方をしている人なのか、これだけでは判断できませんが・・・

        1. gdi2 says:

          僕はその人の声が苦手で耳がキンキンしてくるんですよね。^^;

        2. Yuki says:

          聞きました。これは確かに学校教科書の模範音声みたい。わざとらしい感じがしますね。教材用はこんな読み方がいいという見方があるんでしょうね。教材についての情報、ありがとうございました。2種類のうちの前者は私も何冊か持っていると思います。でも、ほとんどはCDは未開封のままですね。たぶん「聞くに耐えない退屈なものだろう」と無意識に敬遠していたのでしょう。付録CDの音声なんてロクなもんじゃないって私m感じていたことの表れでしょうか 笑
          イディオムを特集した本で役立ちそうないいものを見つけて買ったんでしょうが、内容を見れば十分で、読み方など自分で考えればいいと思います。

          1. lister says:

            一応フォローしておくと、同じ教材音声でも、良い意味での教材音声も沢山あります。『ゆっくり、くっきり、はっきりと読んでいるけど、不自然ではなく、聞き易くて心地よい』みたいな。
            特に男性ナレーターには良い人が多いです。「こんなカッコいい声で英語を話したい!」と憧れてしまう人もいます。
            でも、会話のCDなんかだと、そういう『いい声』の人と、一部の酷い女性ナレーターが会話しているものがあったりして、もう・・・天国と地獄ですよ(^_^;)

        3. Riko says:

          あ〜、この女性と男性の声、二人とも認識できます。英検の問題集とかこのお二人のような気がします。男性はまだ場面に合わせて演技してくれるのですが、女性は大根そのもので、どんな場面でも同じ。思わずコーヒー吹き出したことがあります。

        4. lister says:

          この本の場合、テキスト本文の半分は男性の方が読んでいるので、問題ないんです。だから「女性ナレーターの分だけまともな人で録り直して」と思います(笑)
          ちなみに、英検はわかりませんが、TOEICの本試験のナレーションは、演技によって内容を推測出来ないように、わざと無感情に読む様に指示されているらしいです。好きな英語教師の方が、「あんなものを聞いちゃダメ。」って言っていました(笑)確かに、感情の入っていないナレーションには、心が入っていませんからね。言葉は情報だけでは無く、心を伝えるものですから、そんなものばかり聞いていたら、『文法が正しければ良い』みたいなロボットになってしまうと思います。

  2. lister says:

    Kazさんのおおげさな英語の動画ですが、
    (https://www.youtube.com/watch?v=TsJ4qFuccVQ)
    そこで話していた保険会社(GEICO)のCMを見つけたので貼っておきます。
    (https://www.youtube.com/watch?v=ZJMGS7l0wT8)
    こうやって『普通の英語』と『おおげさな英語』のギャップがネタとして成立する(ネイティブが見て笑える)という事は、それだけ両者の差が大きいという事ですよね。

    1. eigonodo says:

      GEICOのCMですが、この声優っぽい感じの語り口は、NHK英語と違うという点が大切だと思います。声優っぽい英語とはいえ、音程は普通の英語と同じで、だんだんと落ちてくる感じです。ところが、NHK英語、あるいは教材の英語は、日本語の標準語の抑揚と同じなのです。日本人は、英語の音程を聞こうとするから、結局聞き取れないのではないかという疑惑を持っています。私が聞いていたころのNHK英語は今ほど、クレージーな抑揚でなかったのではないかな。さらに、自分は短波放送を聞いていました。

      1. gdi2 says:

        教材の英語でも 洋書のものと和書のもので ドライブ感というのかリズムというのかが微妙に違うと感じていますね。あれはカズさんの分析されてる日本語の抑揚を利用した英語を喋ってる影響なのでしょうかね?

        1. gdi2 says:

          たとえば、洋書の英語教材の例ですけど、 こちらはLiving languageシリーズのものです。
          http://www.livinglanguage.com/languagelab/eslenglish/4538/intermediate-conversations

          1. gdi2 says:

            あ、ロード時間が長いですのでそのへんご注意を。

  3. Yuki says:

    >メロディーや強弱によって、伝わりかたが変わるなら、英語は音楽には使えないということになりますよね。強弱、音程が大切なのは日本語なのです。
    全くもって同感です。正にこの表現で人に語ったことがあります。箸・橋のみならず雨・飴、指揮・式もそうですね。

  4. Yuki says:

    GEICOのはよくあるCM用のイントネーションですね。こういうのは日本語にもあると思います。

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