今日はむちゃくちゃ驚いたことを書く。

そして、これは私が発見したのではないのだ。

土曜日に、ご夫婦を教えさせてもらいましたが、1歳半のお嬢ちゃんの声が一番、低かったのは、度肝を抜かれた!

もちろん、これは、日本語を喋っていた私、ご主人、奥さん、そしてお嬢ちゃん(1歳半)を比べた場合であり、英語になると私が一番、声が低かった。

しかし、ご主人がそれをおっしゃるまで、私は、そんなことを考えたことさえもない。

お嬢ちゃんが、私達の発声練習につられたのか、あ~~~とか言ったり、泣いたりするたびに、私が、

子供は喉発音で、僕らの中で一番うまいですね~~~とか言っていたのだ。さらに、響きがプロの歌手みたいに、大人よりも、あった!声も大きい。

しかし、ご主人が、一言、「声も低いですね」と言った瞬間、私は、天動説が地動説に変わってしまったような、頭を鈍器で殴られたようなショックを受けた。

なんと、日本語を喋っている限りでは、そこにいた大人(私を含む)のなかで一番声が低かったのだ!

でも、そのお嬢ちゃんは、普通の声だった。別にお嬢ちゃんが特別だったわけではない。このエッセイの最後にYOUTUBE動画を二つ載せておいたので見ておいて欲しい。ちゃんとした言葉を喋りだす以前の幼児は声が低い!

よく聞いてみると、幼児の声(言語以前的な声)は低いのだ!!!!!

大人が喋る、ややかしこまったときに使う日本語の高さ(音程)に比べて、幼児の声は低い!!!

さかな君とかと比べるもの意味ないが、完全に幼児のほうが声が低い。

言葉になっていないような音を出すときの音程は低いのだ。

さすが、喉発音。

しかし、そのことを指摘されたご主人の観察力がすごすぎる。もちろん、私が、喉発音が一番うまいとか、響きがよいとか言っていたのではあるが、幼児の声が低いなんて、完全に、常識では考えられないことだ。

あ~と言うとき、その声には、広いレンジでの、周波数が含まれているのだが、幼児は、カットしていない。低いレンジにも豊かな音が出ていた!

さて、、、と。

ご主人は、アメリカ大陸を8時間も運転して、DCまでかけつけてくださった英語喉実践者1年めのかただった。

うれしかったのは、1年やっていて、それで私が指導し、後からジーナも応援に加わってくれたのだけど、その場で、やはり向上が見られたということだ。

二重母音のIの発音が、微妙にア、イ、というぐあいになっていた。あ~いという風にスムーズにつながらずに。それはご自分では気づきにくい点だ。それを直すには、さらなる脱力だ。

そして、最後のほうでは脱力がうまくできていて、いい感じになった。いらっしゃったときから、もう喉発音だったけど、やや、だみ声的な要素が目立ったので、声優さん的なかっこいい声を目指したのだが、それはやはり脱力だ。

さて、奥さんのほうもいい感じになった。

これは練習中にも指摘したけど、F、V、Bに気をつけてほしい。

Vのところで緊張しがちになり、上唇と下唇が合ってしまい、最初はBになってしまっていた。

日本人が考えると、この音のなかで特にVが難しいと思うかもしれない。しかし、実は、一番、エネルギーを使うのはBだ。FもVもぼけーとしたままの唇で発音できる。前歯が見えている感じがよい。

しかし、Bだけは、唇を合わせる、、、これは一番面倒な音だ。

つねに唇をゆるくしておくことをこころがけてください。

それから、これはジーナが指摘した点で、私自身は見落としてしまった(聞き落としてしまった)点だが、皆さんも気をつけてほしい。Rは完璧だったのだが、Lがライフサイクルがかけていて、真ん中ぐらいの短い瞬間だけしかでていないので、材料として情報が少なく、Lの充分なアイデンティティが出ていない感じだった。

ま、一言でいえば、ゆったりした感じで音を大切に発音することで解決。厳密にいえば、Lにライフサイクルを持たせることで解決。

さて、最近、RYOGONさん、そして、さっくんサンにアドバイスした。英語喉1号さんにも言えることだが、先週言った、口発音=咳発音のことをよく理解してほしい。

日本語はおおげさにいうと、咳発音だ。口のほうに、息・音を投げ込む。一旦なげたものを、喉の響かせようとすると、口と喉の2箇所で響いているように聞こえてしまう。

ZENさんや、田地さんが、ものすごくうまくなった瞬間があるが、それは、きっと咳発音をやめたからだと思う。

喉で音が発生する現場で響かすのである。

練習としては、あえて口を閉じて、喉で音をだし、音を響かせる練習が効果的だろう。とりあえず練習中は、息は鼻のほうに抜かすとよい。練習後は、普通の息で、鼻と口の両方から息を出そう。

参考
以下は、1歳半の幼児とお母さんが喋っているところ。お母さんのほうが完全に声が高いが、これは、わざとしているからなのかもしれないけど、どうなのだろう。常識では子供のほうが声が高いはずだ。しかし、後半では、子供のほうの声が高くなるように思う。

http://www.youtube.com/watch?v=LpQYgzqR1BM 

以下のおじょうちゃんも声が低い。さらに、3ビートでしゃべっている(?)ように思われる。
http://www.youtube.com/watch?v=x40wTwtjmS8&feature=related 

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12 thoughts on “驚きの事実 お嬢ちゃん(1歳半)が一番声が低かった!

  1. Masa says:

    かず先生

    恐るべし子供の声ですね・・・。

    一昨日我が家の長男(中学1年)に、満を持して「英語喉」の話をしました。
    非常にいい反応でした!
    で、少し一緒にやってみたら、結構いきなりゲップエリアを鳴らしやがったんです・・・。
    本人もちゃんとやりたいと言うので喉本の新品を買ってあげることにしました。
    そして、これはあまりにも斬新でかつ本当のやり方なので学校英語とギャップがあるけど、それを分かった上で頑張ろうと盛り上がりました。
    今からやったら高校ぐらいには・・・
    筋金入りのバイリンガルになるんやろなぁ~(羨▽望)

  2. ごろぞう says:

    こんにちは
    Masaさん

    英語が出来る中学生ほど、
    実際教わる英語とのギャップを感じてわざとカタカナ英語で発音する子もいるとか。(帰国子女など)

    もちろん非常にもったいない話で、

    正しい発音をしてクラスで浮いてしまったらますます日本の英語教育は置いてけぼりをくらうでしょうね。

    私ももう少し早く英語喉に気づいていれば・・^^

  3. Masa says:

    ごろぞうさんっ
    こんにちは!・・・ってかこんばんはですかね?

    わざとカタカナ・・・なるほど、そういう事もあるわけですね。
    まぁうちの息子は周りや教師がどうあれ、ネイティブ発音を獲得したらそのまま学校でもするタイプです。
    息子には言ったのですが、私は、学校が生徒のことを思うのであれば正しい発音で学習すべきだという直談判を近い将来しようと考えているのです。
    勿論一筋縄ではいかないとわかっておりますが、それでも学校が生徒の将来を真剣に考えるのなら正しい学習法でするべきですし、掛け合う努力はしようと思っているんですよ。
    だから息子が正しい発音ができるようになった後に、万一教師に咎められたらラッキーです。私が教師と直接話をするきっかけとなるからです。実際に教師の前で私自身が発音や聴き取りのデモンストレーションをしてみようと思います。それでも信じないかも知れませんが、アクション起こす前からダメだとは決めつけたくないので、頑張ります!

  4. Zaku says:

    Masaさん
    アドバイスどうもありがとうございます。一生懸命発想の転換に結び付けられるように練習しています!

    私も中学校に帰国子女の友達がいたのですが、英語の授業中はカタカナ英語を通していましたよ。一方で英語の勉強を国内で努力している人は一生懸命忠実な発音をこころがけておられました。
    後年、なぜ授業中に流暢な英語を話さなかったのか尋ねたところ、その場に合わせるのが大切であると言っていました。私は、普段から英語を話さないと発音が下手になるのではないかと聞くと、それはたしかにそうだがそれよりも大切なこともあると言っていました。
    アメリカと日本どちらの方が環境として好きかと尋ねると日本がいいと言っていました。ただその方の姉はアメリカ派で今もアメリカで過ごしているそうです。

    ちなみに、日本の中学・高校の英語教員のTOEICの平均スコアは中学560点、高校620 だそうです。あまり過剰な期待をしてはいけない気もします。
    なぜ私の学校の先生や周りの人たちは標準語じゃないのかと文句を言われると私自身も困りますね。。
    学校ですべてが教われないように足りないところは親御さんと話し合って子どもとのコミュニケーションをとっていくで、より良い絆がうまれるのかもしれません。
    生意気な考えを述べました。いい先生に出会えるにこしたことはないですが!

  5. ごろぞう says:

    Masaさん

    素晴らしいお考えですね。
    本当にあたまがさがります。

    Zakuさんおっしゃるように大変な面もあろうかと思いますが、
    Masaさんならやっていただけそうな気がします。

    私もまもなく父親になる予定ですので、
    いっそう勉強して教えてあげられる立場になりたいと思っております。

  6. Masa says:

    ZAKUさん
    こちらこそ有難うございます!

    自分の息子は本をプレゼントした後は、アドバイスはしますが、放っておいても自分でどんどん向上し、ネイティブの友達を作っていくと思います。
    でも私は息子の中学に通う生徒さん全員に、ネイティブ発音方法を知る「チャンス」を持たせてあげたいんです。
    息子の母校からバイリンガル続出って物凄く嬉しいと思うのでw
    ダメ元でも掛け合う値打ちアリと思ってるんですよ~

  7. Masa says:

    あ、書いているうちにごろぞうさんが・・・

    ごろぞうさんっ
    有難うございます。
    まもなく父親に!それは素晴らしいです!!!

    またお生まれになったら教えてくださいね!

  8. Zaku says:

    Masaさんへ
    息子さんも、英語を通してより良い成長ができると本当にイイですね!
    今の学校英語に発音のカリキュラムあるのでしょうか?もしそのような時間が設けられていなければ、英語喉をする時間は取られないでしょうね。また市販本を使用するとなると公立の学校ではまず無理なのかなーと思えます。
    でも、Masaさんがクラスメイトとかにチャンスを与えたいとお思いでしたら息子さんと協力して誰よりも発音がうまくなり、クラスメイトからどうしてそんなに発音がうまいのか?と聞かれたときに英語喉やっているんだっと言えばクラスメイトも受け入れやすいかもしれません。また、英語だけでなく海外の環境で学ぶことが大切だと考え留学させてあげることなどもいいと思います。

    ダメで元々。それも確かに大切ですね!

  9. Masa says:

    ZAKUさんっ

    うちの息子は私立なので、公立よりは勝算があるかもです!
    で、ネイティブ先生の授業もあるのです。が、発音そのものはあまり徹底して教わっていずに、あいさつの仕方とかやっているみたいなんです。本末転倒です。
    で、英語喉の話をする前に息子に英語を喋らせてみたら、え??ネイティブ先生に習っていてそんなんじゃアカンやろ~~~~って感じでした。
    で、Rをネイティブメソッドで教えたら・・・・
    ほとんどOKなR音をほどなく出しやがりましたよw
    それぐらいネイティブメソッドは凄いんだということを、学校側に真摯に話しようと思ってます。

  10. 上川一秋 says:

    MASAさん、学校へのアプローチ、ぜひ成果のほう教えてください。ちなみに、私は、1992~94年に、京橋の私立高校で英語を教えていましたよ。

    ZAKUさん、父親になられるということ、おめでとうございます!私のまわりでもアメリカ人で赤ちゃんが誕生していますが、同じ世代になるのですね。20年後は、きっと、普通に英語で会話していることでしょうね。

  11. Ryogon says:

    Kazさん、いつもブログ拝見しております。

    アドバイスありがとうございます!

    ネイティブスピーカーにどのように聞こえるか、私には分からないのでとても参考になります~

    ひとつひとつの音を大切にして練習したいと思います。特に今回の音声は速めに音読したのでいつもにまして一つ一つの音がいい加減だったように思います。
    振り返ってみるとこれまでシラブルのボンボンボンを捕らえようとか、音読時にボンボンボンを再現しようというところに気が行き過ぎていたように思います。シラブルの核となる母音のリズムばかり気にしていて子音のライフサイクルにはそれほど気が向いていませんでした。なぜならボンボンボンのリズムで音読できる=リスニング向上 と捕らえていたからです。
     今私に必要なのは(スピーキング、リスニングの両方に対して)、子音のライフサイクルだと実感できました。リスニングで思いあたることがあります、同じ英語の音源を聞いても、ほぼ音は完全に聞き取れていると思えるときと全然聞き取れないときがあります、聞き取れているときは単語が向こうからやってくると感じます。のんびりとリラックス出来て頑張って聞き取ろうとしないときにはよく聞き取れます。

     考えが変わってきました。
    【以前】リラックスしているとシラブルのボンボンボンの核となる母音を感じる ⇒ 聞き取り出来る
    【現在】リラックスしていると子音のライフサイクルをしっかり聞いている ⇒ 聞き取り出来る

    言い方は変ですが、聞き取れないときは次のシラブルはまだかまだかと待ち構えている気がします。子音のライフサイクルを聞き取るという意識が次の母音のボンをゆったりと待つという姿勢につながりそうです。【以前】の考え方だとどうしても次のシラブルのボンを聞き急いでしまいます。

    今週は超ゆっくり音読しています。
    具体的には英語喉page232の例文
    " Are you feeling okay? "を7秒間くらいで読んでいます。f, l ,g とかを切らずにスムーズに長く伸ばしています。

    すみません、話が変わりますが下記記事を見つけました。

    英語ネイティブスピーカーにとって習得が難しいのはアラビア語、日本語、中国語、韓国語 だそうです。

    日本語に対するコメントの一部にこう書いてあります。

    two syllabary systems add to the language's difficulty.

    日本語を学習する英語ネイティブははじめからシラブルの違いについてちゃんと習っているのかもしれないですね。
    日本の英語教育が残念すぎます・・^_^;

    特筆すべきことは日本語の記事の方を読んでもらえると分かりますが、
    "Three different writing systems"については書いていますが、"two syllabary systems add to the language's difficulty"については一切触れていません。
    この日本語の記事を書いた日本人(おそらく)にはtwo syllabary systemsの意味が全く分からなかったのでしょう。

    いちばん習得するのが難しい言語は? 英語を母国語にする人にとって<日本語サイト>
    http://news.livedoor.com/article/detail/5536626/

    What Are The Hardest Languages To Learn?<英語サイト>(記事引用元)
    http://voxy.com/blog/2011/03/hardest-languages-infographic/?view=infographic

  12. 上川一秋 says:

    RYOGONさん

    ライフサイクルの重要さは、最近、思い知らされます。耳の不自由な女の子のお母さんが、「この子は、Rが単語の最後に来たら言えるのに、最初に来たらいえないんです」と言っていたので、このあいだ(産経新聞さんの取材を受けた日)、ジーナが聞きに言ったところ、その子が、子音のライフサイクルをじゅうぶん発音していないということが分かりました。単語の最初のRを急ぎすぎていて、ライフサイクルが削れてしまっていたんです。そこで、ライフサイクルをちゃんとフルに発音するようにという指導で、Rがどこに来ても発音できるようになったんです。

    産経新聞の写真でジーナがホワイトボードに波のような絵を書いていますが、それは、まさに音のライフサイクルの重要性を強調しているのです。

    さて、先週末、直接教えさせえてもらったかたが、Rは完璧にできるのに、Lは不充分だったのです。実は、私自身は不覚にもそれを聞き逃してしまっていました。それを、ジーナがさすがはネイティブです。聞きながらLのライフサイクルが足りないので、微妙に、分かりにくくなっているということで、Lをゆったりと発音する指導をしたら、直りました。

    RYOGONさんは、おそらく自分で自分の発音を聞いて、自分でDIAGNOSTICをするという習慣をつけるのもよいかもしれません。いや、それをされているからこそ、今やっておられるCORRECTIVE ACTIONをとられているのでしょう!

    どうもご報告ありがとうございました。

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