人が最大限の可能性に到達すること。このことをある二つのコンセプトが邪魔しています。一つは「形」の考え方、二つ目は「がんばる」という考え方です。これらのコンセプトは元々は素晴らしいものでしたが、いつのまにか、誤解されてしまいました。形とガンバルという考え方は、現在では、日本人が夢を達成することを、逆に難しくしています。形とガンバルことををなくしてしまおうというのではありません。元々あった形の姿、そしてガンバルという考えかたにに戻ろうという提案です。
形について
「とにかくその形を真似し、何も考えずに繰り返すこと」が形の実践であると誤解されています。実は、形には「本当の形」というものがあり、本当の形の実践とは、全てのことを考え、そして理解したうえで、実践し、形を完成させることを指します。全てのことを理解すれば、真似る対象としてだけの形のレベルを超えることができ、最終的には、勘に基づいて、実践をすることができるようになります。
英語喉50のメソッドにおいては、私たちは英語発音に必要な全ての情報を皆さんに提供しました。皆さんがしっかりとその情報を読み、理解し、そして、皆さんの勘の一部となるぐらいまで知識を吸収できるように本が構成されています。そうすることで、初めて、英語発音を自然に実践し、完成させることができます。つまり本当の形(REAL
KATA)の実践法をお教えしました。
本当の形(REAL KATA)とは、一連のプロセスなのです。まずは、「なるほど」という瞬間が現れるまで全てを理解します。そして、理解したことが勘の一部になるように練習をします。深い理解、なるほど、、、という感覚を持ったうえで練習すれば、考えなくても勘でできるようになります。とにかく考えずに形を繰り返すことは、本来の形の姿ではありません。
がんばる、、、という考え方
なぜか、ガンバルということが、目標そのものになってしまうことがあります。ガンバルためにガンバルことがあります。明らかな目標なしにです。他人の目から見て、がんばっているように見えることに価値をおき、とにかくガンバル態度、ガンバル精神が大切だと思ってしまうことがあります。
本当の意味でのガンバリ(REAL GAMBARU) は、がんばっているように見えることではありません。本当のガンバリとは、真の意味で知識を理解することであり、練習をむやみに繰り返すことではありません。本当のガンバリとは、目標を達成するための道具です。
まずは目標を定め、そして、その目標に到達するために、本当のガンバリをするのです。ガンバルこと自体を目標にしてしまうならば、大切な目標に達することは不可能でしょう。目標なしに、とにかくがんばっているならば、私たち全員が平凡な結果に甘んじてしまうことでしょう。
ゴールを持ちましょう。ただし、ここでいうゴールとは、何かができるようになるといった感じのゴールです。またゴールが一つでないといけないわけではありません。皆さんが挑戦する全てのエリアにおいてたくさんのゴールを持ちましょう。そしてそれらのゴールを高めに設定し、ゴールを達成するために本当のガンバリを道具として使うのです。そうしておけば、ゴールに達しなかったとしても、恥ではありません。なぜならば、目標をもって本当の意味でガンバルことができたなら、後悔することがないからです。また自分の目標のために、本当のガンバリを実践するならば、ほっておいても、周りの人が、この人は本当にがんばっているな、尊敬にあたる人だな、と感じることでしょう。