クッちゃんと喉やんが、RONさんが中国語を喋っているのを見て、カズさんが中国語を勉強しはじめたという噂話をしています。

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週末英語喉セミナーのお誘いです。以下のURLから申し込んでください。日本の日と月の朝になりますが、アメリカ在住のかたなど、受講しやすい時間かもしれません。

http://www.doodle.com/ziiicwc489s3mf8e

皆さんの中には、日本にいながらにして、留学せずに、英語をマスターしたいというかたが多いだろうが、それは可能だ。

もちろん、旅はよいし、留学もよいだろう。場所を変えてみて初めて分かることもある。私もこのあいだ広島に帰省して初めて、広島弁って英語みたい、中国語みたいに喉をしぼるように発声していることに気づいた。

しかし、日本にいながらにして、今、ここ、を外国にしてしまうことは可能だ。MASAさんがそれを証明してくれている。

さて、私もちょっとした工夫で身の回りが中国になりつつある。会社で同じグループ、同じフロアに5人ぐらいは中国語を喋る人がいる。その人達に、私は中国語を始めましたと、とりあえず宣言して以来、毎日、ネイティブの中国語に触れている。そして、そのたびに、頼んでいないのに、新しい表現を教えてくれる。

昨日は、私が、中国人の父さんを持つ同僚に、ニーハオと挨拶すると、なにやら、聞いたことのない返事が返ってきたのだが、それは、今日という言葉に値する表現だった。ジン、ティエン、みたいな表現だ。

ジンは、なにか中国人の名前みたいだな~、ティエンは、「天」らしい、、、ということで、とりあえず覚えてしまった。ただし、ジンのイントネーションは確認していない。

その彼女が、明日は、ミン、ティエンよと言ったので、あ、ミンは明だろうと予測。

イントネーションはまだちゃんと覚えていないけど、一度、本とか辞書で確認したら覚えれるかも、、、というレベルまで来た。

彼女が、中国語では、まず時間の概念を言うのよ、、、と教えてくれる。

へ~~~。

もしかしたら、中国語の動詞は、現在も過去も同じ形を使うから、最初に時間(今日とか、明日とか)を言ってしまうのかな~、なんて話をした。

すると、彼女が、過去のときに、ラ~ってのを加えることがあるんだけどね、と言った。これはまだ自分には無理だなと思ったが、うっすらと覚えておいたら、次にぶつかったとき覚えられるだろう。

中国語は、四声とかいうのがあり、同じ1シラブル・1漢字の言葉でも、音程の上げ下げ具合で4種類ぐらいある。

私は、それがはっきりしないとその単語を覚える気にならない。しかし、日本語でも音程を変化させると意味が変わるので、納得はする。

日本人は、高校受験や大学受験でとりあえず、カタカナ発音プラスありもしないアクセントの位置を丸覚えし、そのあとで、覚えなおすという気の遠くなるような作業をしている。

私は絶対それはいやだ。

さて、会社が終わって、駅にあるいていたら、私よりちょっと年上かぐらいの中国人らしい女性が同じ方向に歩いている。同じ会社かな?と思ったのだが、もしかしたらネイティブ中国語会話のチャンスかと思い、

暑いですね~

と英語で言ってみる。

すると、あなたは中国人ですか?と英語で質問してきたのだ。

な~るほど、私は、「角刈り」+「懸垂」+「たんぱく質補給」+「かかとに重心をおいて歩く(ネイティブの標準姿勢、英語喉29ページ参照)」、、、

で日本人でありながら、ガイジン化しているので、それでアメリカに住んでいる中国人と勘違いしたのだろう。

そこで、私は、覚えたばかりの中国語をあびせかけたのである。

我是日本人 、、、 に~是中国人ま~ (ヒラガナで書いたところは漢字がわからないが、あなたは中国人ですかという意味だ)

すると相手はなんと日本語の表現をかえしてきた

わ、た、し、は、ちゅうごくじん、で~す

な~んと、その人は、日本文化が大好きで、日本映画も大好きな中国人だったのである。在米20年だそうだ。

う~ん、色々、中国語で言いたいけど、まだ推定語彙数40ぐらいだから無理だ~~。

しかし、頭のなかには、あ、、BECAUSEとかIFとかなんていうんだろう、、、

というやや「くやしい気持ち」が浮かぶ。

この「くやしい気持ち」で、BECAUSEやIFを覚えてしまうと、覚えやすい。

実際に使いたいけど、使えなかった~~~という気持ちを踏み台にして語彙を覚える。それが英語喉原理主義の会話学習ほうである。

あなたが中国語を勉強しているのは、中国の文化が好きなんですか、、、と聞かれて、私は、RONさんのことを思い出し、

はい、それと、我的パン、ヨ~、話、中国語  ター、是日本人

と言ったのだった。

お~、語彙数40で、通じた、通じた!

でも、中国の文化が好きなのですか?という問いに、はっきりとハイと言えなかった自分をちょっと悔しくおもった。だって、全然、中国のことを知らないからだ。この「くやしい」という感覚を利用して、中国の文化を学んでみよう(映画とか)。

<日本の英語教育研究家は、会話ができる前に、「文化も大切」だとか、「言う内容が大切だ」とか言いすぎだ。会話をしていれば、自然に、その文化を学びたくなってくる、、、喋る内容も自然とMATUREするだろう。日本の英語教育のオピニオンリーダー達の考えは、「大切なことの順番が逆になってしまっている」と言いたい。英語喉的には、聞けて、言えれば、自然に試してみたくなる。試せば、語彙や文法も覚えてくる。すると、自然と、その文化について学んでみたいと思う、、、。相手だって、あなたに興味を持つだろう。これが自然な順番であり、人が母語として言葉を覚えて、成長していく順番と全く同じなのだ。つまり、第1言語も第2言語も習得プロセスが同じなのである。習得プロセスが違うと思っているのは、それは言語学をやっている人、言語学の本を買う人に日本人が多く(つまり言語学のマーケットは日本である、、、アメリカでは言語学系の就職口も極端なほど限られている、、、、例えば今日の米国内の大学教授職のオープニングは1箇所とかそういうレベルだ、、、ここでチェックしてみるとよい。日本だと言語学の求人はここ。)、日本人は英語が不得意だから、第2言語習得のプロセスは違うに違いないとと思い込んでいる(それほど英語が日本人にとって難しいからだ)。2011年において、日本人以外のノンネイティブは、ある程度、勉強している人は、普通に英語を喋っていることに早く気づこう!>

駅まで8分程度の道のりだったが、ちょっとだけ中国語を試せたのだった。話は、英語にたよらざるを得なかったが、いかに、中国人でも40歳半ば以上の人は、儒教の影響をうけているか、、、なんて話になった。

半年ぐらいたてば、この会話を中国語でできているだろうか!???

この中国人の人は、なんでも特別教育(なんらかの障害を持つ生徒の教育)の免許をとったので、今、学校での仕事を探しているそうです。

中国人は、英語が普通にできるので、アメリカで免許とったりできるのです。

というわけで、昨日はアメリカが中国になったのでした。

昼ごはんのときは、アメリカが中央アメリカになりますよ。カフェテリアに行くと、そこで働いている2人の人が、エルサルバドル出身なのでスペイン語で喋るのです。それから、うちを出るとき帰るときも、アパートの掃除をしている人がエルサルバドルなので、たいてい、ちょこっと話をします。

エルサルバドルの人と打ち解ける方法は、ププサについて語ることです。ププサってのは、チーズをつつんだ食べ物で、エルサルバドル特有のものなんだけど、これが美味なんですよ。日本人なのにスペイン語を喋り、ププサを知っているとなると、珍しいと思われるのか、打ち解けた感じになります。

たぶん、広島の人が海外で外国の人に、「やっぱり広島のお好み焼きがおいしいですね」と言われたら、おもわず、「打ち解けた感じ」になるでしょ。それと同じだと思う。

私独自の中国人との打ち解け方のコツは、自分の名前(一秋)を言ったあとに、漫画一休さんと似た発音です、と言って、あのアニメの主題歌の最初のとこだけちょっとくちづさんでみることです。

すると、たいてい中国の人がとても喜んでくれて、自分でも中国語で「好き、好き、好き、好き、好きっ、好きっ」の部分をくちづさんでくれるんです。中国でも有名みたいです。

というわけで、私のアメリカは、エルサルバドルになったり、北京になったり。もちろん、うちはアメリカ状態です。

たまに同じアパートで日本人の隣人に会い、声をかけるんだけど、その瞬間、お互いの声が甲高くなって、面白い(笑)。

ちょうど、こないだは、アパートのプールで日光浴をしているときに、日本人の隣人氏が、プールの横を通っていたので、声をかけたんですが、お互い甲高い日本語で話しだしたんです。日本語でいうとテンションの高い会話でした(お~~、元気ですか~~、お~~、これはこれは、、、いやいやいや~~~、どうも~、、、)。

それまでプールサイドでくつろいでいた水着すがたのアメリカ人の大学生たちが、爆竹がなりだしたような突然の私たちの甲高い声の会話で、動揺をしていました。まるで、隣に急に空手道場ができて、おりゃ~~、こりゃ~~、とおっ~~~、こんにゃろお~~~っていい始めたみたいな感じですかね(笑)。

アメリカが完全に日本になっていた~~。

さて、最初に言ったことを繰り返しますが、日本にいながらにして国産ネイティブは可能です。さっそく、ヨッシーさんが、音声UPをされていますが、国産ネイティブ宣言まであとちょっと細かいとこだけ指摘させてもらえばという感じです。すでに今でも圏内って感じですが。

がんばって、がんばらない!

中国語だと加油&不加油ですか?ANDは和だから、

加油和不加油

であってる???

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4 thoughts on “英語喉で中国の旅 アメリカにいながらにして

  1. ヨッシー says:

    言及して頂き恐縮です。アメリカは人種のルツボと中学の英語の教科書で習いましたけど、今はさらに進んでいるんでしょうね。身につけたい言語のネイティブが周りにたくさんいる環境は羨ましい限りです。やる気と勇気と知恵があれば、本当にどんどん身につけられるんですね。素晴らしいです。英語に加えてスペイン語に中国語が加われば、世界のどこに行っても困らないですね。ほぼカバーできちゃうのでは?
    私も次に身につけたい言語は両者のいずれかです。でもまずは英語喉。千里の道も一歩から。
    がんばります。いやいや、がんばってがんばらない!(笑)

  2. eigonodo says:

    よっしーさん、ネイティブが聞いて、まったく緊張せずに理解できる英語になっていましたよ!微妙なところを指摘した音声をUPしておきましたが、全ては、ゲロプッシュと、喉を開けておくことで直るでしょう。

    http://nippondream.com/eigonodo/shido

    それでは、がんばってがんばらないでください!

    確かに、英語、スペイン語、中国語でかなりカバーできますね。

  3. ヨッシー says:

    レビューして頂きありがとうございます!ブログでも書きましたが、息の量、AIUEOを自信を持って言う、速度、これらを注意して特に取り組んでいこうと思いました。『英語喉』の本の中でも書かれていましたが、少し慣れてくるとあくびエリアの方が難しく感じるかも、と。まさにその状況です。ゲップエリアはルート音がはっきりと鳴るので分かりやすいのですが、あくびエリアの日本語と同じ音、はちょっとまだつかみきれてないような気がします。それからこれまでの学習で言い慣れてしまっている"is","are","has"などがこれまで通りの言い方で喉を意識せずに早く言ってしまう傾向があることを改めて気づかされました。

  4. projectx says:

    Kazさん、こんにちは。以前も書きましたが、今回のようなそちらでの生活状況がわかる内容はとても楽しく読ませてもらってます。中国人の方が日本語で「ちゅうごくじんです。」と返してきたのは面白かったです。一気に親近感がわきそうですね。アメリカで住まれてる方はこういう初対面のときとかに相手の心をグッとつかむネタ?的なのを意識的に準備しているんですかね? 3カ国語混ざりながらの会話とかとても楽しそうです。
    先日、同僚と会社の近くの中華料屋さんで遅めのランチをとったのですが、そこでは店員さん3,4人くらいがバンバン中国語を使っていて客も私たちだけだったため、どことなく中国旅行に来た雰囲気すら感じました。日本でも、細かなところにアンテナを張っていると、この記事のKazさんと同じような体験ができるかもと思いました。ようは意識の持ちようということを改めて気づきました!

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