昨日は、そういえば、二人ぐらい、子供を親に合わせていないケースを知っていると言った。うん十年ぐらい。しかし、よく考えると、二人どころではない。だって、冷静に数を考えると2人どころではないということもあるけど、おじいさん、おばあさんが、孫に会えないというケースも含めるならば、数は広がる。

これは人事ではないのではなかろうか?我々、日本国民全員が、子供に、孫に、姪に甥に、従兄弟に会えなくなる可能性を背負って生きている。

いや、家族が家族としてあっても、子供が人質状態であることはありえる。同じ家族内にありながらも、仕事が忙しかったりで、子供に会える時間がとれずということはありえる。

日本には、お父さんとお母さんがジョイントで(一緒に)親権を持つ(親権って言葉あってる?CUSTIDYっての?養育権のほうがベター?)というのがないのだそうだ。

昨日の記事を書いてからメッセージで教えてもらったのだけど、ハーグ協定かなにか、国際的なものに日本がサインしていないからこそ、今度は、日本人の親で外国人の配偶者が子供を連れ帰ってしまったケースに対処ができないそうなのだ。

究極的には、家族法を近代化していかないと、外国人のケースだけでなくて、我々日本国民全員に、血を分けた親族と離別しないといけないということなので、

他人事ではない。

日本人にとって血縁はとても大切だったはずなのだが。

完璧主義を望みすぎているのではないだろうか?離婚したら、子供は片方にと。両方の親がうろうろしていたらだめ、、、みたいに。

ちょっと驚いたのは、北朝鮮によって誘拐されている人達のことが、子供を失った外国人たちが言及していること。全然考えたことがなかった。北朝鮮が誘拐している日本人の数よりももっと多くの子供が、アメリカから日本に連れ去られていると。

人事ではない。我々は常に、血を分けた子供、孫、姪、甥などと会えなくなる可能性をもって生きているのだから、ぜひ法律を近代化しつつ、国際条約にも調印すべきだろう。

これは、動画だけど、えらく長く子供に会えてない人が登場する。

http://www.youtube.com/watch?v=Ko_o6Qm98QM

英語喉をやっておられる日本政府関係の皆さん、これ変わりませんかね。

ちょっと言い方がよくわからんが私が漠然と感じることは以下のこと。

人は、完璧ではなくて、ポンコツ車のような状態で、故障しながらも、だましだまし前進している。しかし、勝ち組だとか負け組みだと言う感じで、あたかも、ある人はうまくやっていて、ある人はダメって感じのイメージがあるけど、結構、殆どの人は、SCREWEDされているのではなかろうか?

アメリカ人だって、SCREWEDされていると思う。大学を出たときは、学費のローンを返すことから人生が始まる。

毎朝、毎朝、渋滞だ。

渋滞のなかで、ちょっと運転をしくじって、ぷ~~とか鳴らされて、こら~、皆、はよう職場につこうと必死なんだから、ちょっとぐらいのことは大目に見ろ、、、と思う。

この人質の件も、外国人の夫だけの問題ではない。我々、全員が、いつ親族を失うかもしれない危険をもって暮らしているわけで、ほとんど全員が、SCREWEDされている。

アラブのあたりのデモは、そのあたりを若者とかがネットとかで、自分たちの経済体制のなかでの位置が意識されて、SCREWEDされているのは自分だけじゃないなとか、ばれてしまうからじゃないか。

人間が、不完全であることを認めることが大切じゃないか、、、と思うのである。

 

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4 thoughts on “人質国家日本(2)

  1. アキ says:

    カズ先生、こんばんわ。
    日本は現在、土曜日の深夜(正確には日曜日)であります。
    昨日と今日の記事は、英語とは全く違う内容ですが、興味深く拝読致しました。
    それにしても驚き、また不快ですね。
    アメリカのテレビ放送では、日本人が子供の拉致を行っているとほざいているのですね。まるで、北朝鮮による日本人拉致に文句を言える筋合いではないぞと言いたいようなニュースですが、とんでもない勘違いだと思います。
    日本人の母親が日本へ連れ去っているのは、自分の生んだ子供であり、それを連れて行くのを誘拐とはね!
    確かに法的には、誘拐に相当する行為かもしれませんが、北朝鮮のように、見ず知らずの他人を誘拐・拉致するのとは訳が違うはずです。
    日本における家族法的部分の近代化も、必要だとは思いますが。

    この日本人女性による子供の誘拐の話は、アメリカにおける中国または朝鮮系の反日的な連中の手が入っていませんか?
    私には、そんな気がしてなりません。
    特に中国系の勢力は、昨今は日本やアメリカのマスコミ関係へも大きな資本投下を行っており、発言力を増しているようです。
    日本とアメリカの主要なマスメディアは、中国と中国人勢力の悪口は報道できないと聞いたことがあります。

    最近、青山繁晴さんという日本では著名なジャーナリストが、北朝鮮による拉致工作船の目撃談の話をチャンネル桜の放送で行っており、以下のユーチューブにもアップされているので、よろしければ御覧ください。
    http://www.youtube.com/watch?v=YX66Bjj6R7I&feature=youtube_gdata

    ではまた。

  2. 上川一秋 says:

    アキさん、

    やはり、片方の親に会えないような形でつれさるのは、犯罪行為だと思いますし、実際上、米国では(というか、世界のエリート国家クラブでは)犯罪行為です。日本では犯罪ではないということになっているということですが、そのあたり私は勉強不足です。

    米国の裁判所に命令を受けていながら、それを無視してドロンしてしまうとは。なめとんのか、こらと思います。

    アメリカというか、多くの国では、男女が平等に子供の世話をすることが多く、その子供がつれさられると、つらいのです。

    勉強不足ではありますが、例えば、誰かが、私の犬でさえ今つれさろうとするならば、私はKICK ASSを文字通りするでしょう。それが身内であろうが身内でなかろうが、関係ありません(もちろん身内にそういう人はいませんが、たとえ話です)。

    もちろん、日本はエリート国家クラブの一員です。これが、暴君がいばっているような国の出来事ならば、しょうがないところです。

    先日、中国人の研究者が、「日本は中国に円借款という形で貢献してくれた。僕の村にも、それで作られた道路がある。しかし、中国ではあまり知られていない。これはけしからんことだ」と私に言っていました。つまり、日本は、これまでエリート国家集団の一国家として中国やら他の国を助けてきているわけです。そして、中国人でもそれを知っている人がいて、感謝している、、、というのを私は目の前で目撃したわけです。

    さて、日本には、郷に入れば郷にしたがえという言葉がありますが、まさに、エリート国家である日本は、エリート集団である国々の世間をきにしつつ、また他の分野では、環境問題などでリーダーシップを発揮するべきでしょう。

    このような連れ去りがあっては、結婚がますます恐ろしいものになります。すると若い日本人はますます結婚ができにくくなります。

    完璧主義的に、人間は完璧でないといけないという感じですと、夫がだらしないから離婚にいたったのだ、子供に合う権利などない、、と来るかもしれません。しかし、人間は、ポンコツ車であり、だましだまし前進するものではないでしょうか。

    法律をちょっとづつ、事情に合わせて近代化していくというのはよいのではないかな。

    アキさん、私の野望ですが、このように日本人が西洋人に対して何か文句がある場合、それを実際に英語で言う、意見を交換する、そして、その意見交換で自分の意見がかわったり、あるいは相手の意見が変わったりする、、、というプロセスが今後の日本の国際化の課程で大切だと思うのです。

    前によし川さんというかたが、日本の知識人が英語ができないことを盾として、、、、みたいな表現をされていました。私は、それは、英語ができないので、日本語だけで、自分たちの都合のよいことを言ってきた、、、と解釈しました。

    この件でも同じです。ただし、上で述べた意見交換のさいに、英語喉をやって1年ぐらい立っていれば、完全に西洋人と対等の立場に立っているわけです。そして、ヘンなコンプレックスなどもない。平等に扱われているからだし、こちらも相手を平等に扱う。

    そういうハバーマスではないですが、言説の公共圏みたいなのがあって、本当に平等な、対等な形で、日本人と外国人が意見交換をして、そして、意見を変えていったり、相手の意見を変えたりする、、、

    そういう世界を想像しているのです。

    てか、日本以外の国はそれが普通なのかも。中国人を見ていたら、他の外国人に対して、堂々とものを言っている。

  3. 通りすがり says:

    日本で、ハーグ条約、子供奪取の項目が批准されれば、取り合えず虐待夫に子供が戻されてしまう。国際間でも国内でも同じことで、条約の内容はそういうことだ。

    ハーグを批准している国は、どこも共同親権だと言うが、たいていの虐待夫は嘘を酷使して単独親権を取ろうとする。別れを告げられた妻から、復讐の為に完全に子供を奪い去る為だ。妻(母)達は速やかに虐待夫から子供と自分の身を守る為に逃げれば、夫に告訴され犯罪者となり、犯罪者は子供と引き離される。

    虐待者とは、肉体的暴力のみならず、性的、精神的、経済的暴力を働く人を言う。

    苦悩に満ちた結婚生活に最終ピリオドを打ち平和な家庭で子供を育てるつもりの離婚も、その後DV夫はハーグを悪用し、結果的に子供を母親から引き離すことで執拗に虐待を続ける。

    にもかかわらず、「そんなことはでっちあげだ。」と言うのがアングロサクソンで、それを 「そうだ」と真に受ける日本の男がいるのだから恐ろしい。

  4. 上川一秋 says:

    通りすがりさん、

    アングロ対日本人の問題ではないと思います。人類同志の問題でしょう。そして、その問題は司法で解決するというのが、人類の英知だし、また司法に行く前に、調停できればベターでそれも人類の英知でしょう。

    DVかどうかは、まさしく司法によって決定されることだと思いますが、司法の指示を無視して日本にドロンしてしまうとは、これは犯罪でしょう、、、というケースがとりあげられていたのです。

    さらにDVと子供に合えるかどうかとういうのは、独立した問題で、それは、別個の判断が求められるのでは?子供の意志も尊重するとかいった、、。

    さらに、もう一つは、DVなど関係なく、ただ、日本人妻が病気で日本に帰り、亡くなり、そのあと子供を日本の祖父母が返してくれないというケースでした。

    ハーグを悪用して、、、というケースはまだありませんね。ハーグに調印していないので。 でも外国の例などを研究しているのかな。日本は検討中ということで30年ぐらいたつとかいてあった。

    共同親権を認めれば、妻の立場から見ても、親権を奪われるということもなくなるのではないかな?あと、これは聞いたのですが、ハーグに調印していないからこそ、日本から外国人に子供を連れ去られてしまった日本人も、ハーグを利用できるのではないですかね。

     

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